Market Hack

プロ・グロース(経済成長支持派)投資戦略の崩壊

ウォール・ストリート・ジャーナルはここ数日の世界の株式市場で起こっている急落を「プロ・グロース・トレード」の巻き戻しだと説明しています。

これはチョッと面白い視点なので解説しておきたいと思います。

プロ・グロース(Pro-growth)とは「成長支持派」という意味です。

いま世界経済がしっかり成長するというシナリオに立てばオーストラリアやブラジルなど、資源を輸出している国の景気が良くなります。さらにそれらの国の通貨は買い進まれるという予測が立つわけです。

また好景気下ではインフレ・プレッシャーが出てきますから米国財務省証券などは売られるという読みになります。

ウォール・ストリート・ジャーナルはこうした相場観に立脚した有名どころのヘッジファンドとしてポールセン&カンパニー、モーア・キャピタル、フォートレスなどの名前を挙げています。また証券会社ではゴールドマン・サックスがそういうシナリオを支持していたようです。

■   ■   ■

さて、世界の経済成長見通しに陰りが出ているか?という点については、僕は未だ決めかねています。

ここ数週間の間に世界の経済成長の見通しに関して悲観論が出てきた背景にはギリシャなどの財政赤字を抱えた国が支出を切り詰めないといけないから、成長が鈍化するという考えが一般化したことが指摘できます。

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トイレが溢れてトレーディング・ルームが停電したという噂

ニューヨーク市場の投資家は狼狽しています。

ギリシャ問題に端を発するユーロ安がアメリカの投資家を浮足立たせている主因ですが、今日はまともな議論から馬鹿げた噂まで、ありとあらゆる情報が飛び交いミニ・パニックの様相を呈しました。

先ずユーロが相変わらず売りプレッシャーを受け、欧州株式市場もなんとなく波乱含みの動きでした。下は英国のFTSE100指数です。
FTSE


加えて新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことも嫌気されました。

オーストラリアの資源超過利潤税のもたらす悪影響を今一度吟味し直してみたいという投資家も居ました。

さらにこのところのユーロ安で中国の人民元は実質的に大幅切り上げしたのと同じ効果を持ってしまい、これが中国の輸出に悪影響が出るのではないか?ということも話題にされています。

また上院が午後2時過ぎに再び新金融規制法案の議事終結(クローチャー)採決をするという話が伝わってきました。今回は昨日却下された法案より一層メガバンクにとってきつい内容になっています。

結局この議事終結採決は可決されました。このため同法案が早ければ今夜(現地金曜日)に可決される可能性も出てきました。

最終的に何が法案に盛り込まれるのかは最後の最後まで混沌としており、極めて読みにくいです。しかし場合によっては取引所に承認されていない店頭デリバティブの禁止(キャットウエル議員)、グラス・スティーガルの復活(マッケイン議員)などが含まれる可能性があります。

このへんまではまあ納得できる材料なのですが、「大暴落が来る」と予言するヘッジファンドが登場したり、RBSのトイレが詰まって洪水になり電源室に浸水したのが原因で10分間トレーディング・ルームが停電してトレードできなくなったなどというまことしやか(?)な話すら飛び出しました。(情報源:「ディールブレーカー」)
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ダイヤモンドZAiがTwitter特集

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「MarketHack」はTwitterを積極的に活用しています。
若し皆さんがFXや投信や外国株やCFDに興味をお持ちなら:

#markethack

という文字を入れてツイートしてください。(#のマークは「ハッシュタグ」と呼ばれるものです。markethackは半角英数で入力してください。若し上手く反映されないようなら、1.#markethackの後に空白のスペースをひとつ入れる、2.#markethackを文章の一番最初に持ってくる、という方法を使えば大体反映されると思います。)

#markethackというハッシュタグをフォローしている人は多いので、とりあえずこれをつけてツイートすれば沢山の人の目にふれることができます。その上でもっと細かくFXや投信など、自分の関心領域に絞り込みたい場合はそれぞれにふさわしいハッシュタグをつけるといいと思います。

もっとも僕の見た感じでは最近は日本株を主にやっている人でも欧州など外国で起こっている事、FXのマーケットで起こっていることなどをチェックせずには相場は張れないような状況になってきています。

だから最初から関心領域を絞り込み過ぎないことが情報キャッチ名人への近道のように思います。

いろいろなアセットクラスに目配せするには、やっぱり#markethackがいちばん広く網をかけることができるので便利ではないかしら?

#markethackで検索し、目にとまったユーザーはどんどんフォローすると良いでしょう。最初に上手く自分の気に入った仲間を見つける事ができれば、後はもう律儀に#markethackのタグをつけ続ける必要は無いでしょう。

Twitterのユーザーには個人投資家も居るし、企業も居ます。
これからは企業もTwitterで自社のプレゼンスを出してゆく必要があるでしょう。続きを読む

インヴァストWebセミナー『トレーダーのためのグローバル・マクロ経済の基礎知識』

グローバルマクロ

グローバル・マクロ2

インヴァスト証券主催、『トレーダーのためのグローバル・マクロ経済の基礎知識』ウェブセミナーは以下の要領で開催されます。

開催日:2010年5月26日(水)
時間:夜8時から9時半
場所:ウェブセミナーですからご自宅のPCから参加いただけます
参加費用:無料
参加資格:どなたでも参加できます。事前の申し込みをお願い致します
お申込み方法:リンクを参照してください
講師:広瀬隆雄
主催:インヴァスト証券
【講師からのメッセージ】
「どうしてこのニュースがマーケットをうごかすの?」
海外のマーケット情報は不慣れで文脈がわからないこともありトレードの際にどう反射的に動けばよいか戸惑いがちです。
今回のセミナーではトレーダーが最低限おさえるべきマクロ経済の争点を平易に解説します。
タイムリーで相場に影響のある話題を皆さんと一緒に考えることで「基礎知識」の下ごしらえをしましょう!

こんなギリシャ株はいかが? コカコーラ・ヘレニック・ボトリング(CCH)

いまギリシャ株の話をするとひんしゅくを買うかもしれないけど、(そろそろいいんじゃないかな)と考えている銘柄がひとつあります。それはコカコーラ・ヘレニック・ボトリング(ティッカー:CCH)です。

同社はコカコーラのコーラやウォーター類を販売している会社で欧州、ナイジェリアなどを中心に28カ国で事業展開しています。

コカコーラのボトラーとしては世界第2位(売上ベース。第一位は米国のコカコーラ・エンタープライゼズです。)

年間売上規模は約91億ドルで、これは同じコカコーラのボトラーであるメキシコのコカコーラ・フェムサ(KOF)より大きいですが、逆に時価総額ではCCHの方が小さくなっています。

株主構成としてはコカコーラが23%、カーテス・ホールディングが30%、一般株主が47%となっています。

CCHは成熟国、中進国、新興国の3種類のマーケットで事業展開しています。

【成熟国:売上の45%】
オーストリア、キプロス、ギリシャ、イタリア、北アイルランド、アイルランド、スイス

【中進国:同17%】
クロアチア、チェコ、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、ポーランド、スロバキア、スロベニア

【新興国:同38%】
アルメニア、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、ナイジェリア、ロシア、セルビア、ウクライナ等

国別の出荷ボリュームは以下の通りです。
CCH1
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