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リチウムイオン電池の市場はドットコム・バブルの二の舞になる (ローランド・バーガー)

経営コンサルタントのローランド・バーガー社が発表したリチウムイオン電池市場の需給見通しに関する調査レポートが欧米で話題をさらっています。

それによると:

向こう10年の間に自動車向けリチウムイオン電池の価格は大幅に下がるけど、2014年から2017年にかけてとりわけ米国と日本で生産能力が需要を大幅に上回ることが予想され、結果として今、60社ほど乱立している世界のリチウムイオン電池メーカーのうち生き残るのは僅か6社程度になるだろう。

ということです。続きを読む

欧米市場では景気腰折れ懸念が台頭

【消費者信頼感指数の悪化が原因】
昨夜の立ち合いでは欧州、米国とも主要株式指数が反落し、相場の暗転を感じさせました。とりわけ米国の株式市場は出来高を伴って下げたので機関投資家の売り意向が強いことを感じさせます。

ファンダメンタルズのニュースではドイツの2月のIFO景気動向指数が予想96.2に対して実績95.2と悪かった事、加えて米国の2月の消費者信頼感指数(カンファレンス・ボード、サンプル数は5000)が予想54.8に対して実績46.0と10ポイント以上の急落となったことが下げの引き金になりました。

【カンファレンス・ボードの数字を信じてよいのか?】
これは2月のミシガン大学消費者信頼感指数(暫定値)と大きくかけ離れているので今後修正が入る可能性があります。(今回のカンファレンス・ボードの数字に関しては僕は或る程度割り引いて考えています。その理由は下に述べます。)

しかし消費者のセンチメントが暗転していることは疑いも無い事実。

これらのことから景気腰折れ懸念が急速に台頭しています。
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否定される「威嚇射撃説」 - Eiichiroh(ゲストブロガー)

本記事はゲストブロガーからの投稿です。今回はEiichirohさんです。

ゲストブロガー:Eiichiro
ブログ: ニューノーマルの理
「国債保有「日中逆転」に疑問 米アナリスト分析」

日本の保有率の押し上げ要因として、民間の買い増しが挙げられているのですが、景気の先行き懸念が大きい事からリスクの大きい金融資産から米国債に振り分けられているという見方が大きい。
ただ、米財務省の公表する数字はあてにならないとの事。

米財務省が集計する国債保有データは、6月の年次調査で記録された持ち高の数字を使っており、これは月次の取引情報を加えることで調整される

との事で、6月から離れるにつれてアバウトになりがち、との事。
そう言われても、確認のしようなんて無いので受け入れるしかないのだが、このような意見もあるという事で。

「威嚇」でない公定歩合の引き上げ

先日の公定歩合の引き上げは、利上げ観測を呼びこんだって事になってるのだが、その懸念を打ち消すような発表がその後続いた。

1月の米消費者物価指数、前月比0.2%上昇 コア指数は下落
第4四半期の米住宅ローン差し押さえ・延滞が過去最悪に


さらには「バランスシート縮小」を掲げ、2月頭にも信用プログラム一部打切りを発表したFRBだが、実際の資産総額は変わっていないどころか、昨秋よりも微増となっている。
理由としては上記の住宅市場の下支え。 しつこく言ってるように、銀行のポートフォリオとMBS市場の一体化を考えると、MBS買取延長は目に見えていた。延長というか買取の継続。米FRB、MBS買い取り計画終了後も買い取る可能性
FRBのバランスシート
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ペーパー・カンパニーで溢れる中国の不動産市場

中国の不動産市場の様子が、何かヘン。

数日前のウォール・ストリート・ジャーナルに中国の不動産市場は地方政府によって設立された、少なくとも8000社にのぼるペーパー・カンパニーが抱える簿外債務によって支えられているという記事が出ました。

それによると中国では銀行が直接政府機関に融資することは制限されているため、地方政府は先ず特別目的事業体(SPE=早い話がペーパー・カンパニー)を設立し、そのペーパー・カンパニーが融資を受けるというスキームが横行しているのだそうです。続きを読む

今の中国はスプートニク時代のソ連と同じ。いずれ成長しなくなる (ジム・チェイノス)

アメリカ屈指の空売り筋、キンコス・アソシエーツのジム・チェイノスが最近、次の空売りのターゲットとして中国に目をつけていることは以前の記事で紹介しました。

その記事では1月28日のオックスフォード大学セントヒルダ・カレッジでの彼のスピーチ・スケジュールに言及したのですが、きのう当日の録画を見ました。

以下は僕のメモからスピーチの概要を再構成したものです:

今から50年まえにも、こんにちの中国とおなじように毎年、6%程度の経済成長をコンスタントに叩きだす信じられないような国があった。

それはソ連だ。

彼らは「いまにアメリカなんか追い越してやる」と公然と宣言していた。
それも軍事力でアメリカを追い越すという話ではない。GDPでだ。
実際にスプートニク号が打ち上げられた時にはアメリカ人は本当にびっくりし、(こいつはヤバイ)と真剣にソ連を畏れたものだ。続きを読む
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