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元グーグル・チャイナの社長がアップルの「タブレット」の詳細について語った

これだけ連日アップルの「タブレット」に関する噂が出ると、いささか食傷しますが、「アップル・インサイダー」では元グーグル・チャイナの社長、カイフー・リーが彼のマイクロブログの中で次のように語ったと報じています:

アップルの「タブレット」はiPhoneを大きくしたような形状だ。ユーザー・インターフェースはawesomeで、10.1インチのスクリーンはとても美しい。「タブレット」はネットブックとキンドルの機能を備えている。テキストの入力はバーチャル・キーボードで行われ、ビデオ・カンファレンスのためのウエブカムが搭載されている。

「アップル・インサイダー」は上の記述について、これはオッペンハイマー証券のアナリストが数週間前に語ったディテールと近似していると指摘しています。

アップルは1月26日にサンフランシスコのヤーバ・ブエナ・センター(見本市会場)を予約しており、何らかの発表があるという観測が強まっています。

スペインの不動産価格は急落する

これもウォール・ストリート・ジャーナルの記事ですが、スペインの貯蓄銀行が今後住宅ローンを払えなくなったマイホームのオーナーの差し押さえとして取得した不動産物件を大量に処分する可能性が強いのだそうです。

これはスペインの不動産市況にとっては悪いニュースです。

スペインでは既に失業率が19%にのぼっており、ブームの時には同国での雇用の半分近くが、何らかの形で住宅建設や販売に関連していたことから考えても雇用はすぐに改善するとは思えません。

ローンが払えなくなった借り手の物件はスペインの銀行がどんどん接収し、バランスシートに載ったままになっています。

これまではそういう「在庫」を公開入札などで銀行が処分しなかったため、スペインの住宅価格は今年9%程度しか下がっていません。

しかしスペインの中央銀行は貯蓄銀行のバランスシートが売れ残りの物件で膨張するのは将来、危険を残すとして、差し押さえ物件の価値の20%に相当する準備金を積むことを義務付けました。(以前は10%でした。)

売りプレッシャーが出ると差し押さえ物件の価格はより下がり、貯蓄銀行のバランスシートの不健全性はより顕著になります。そこで「早く処分した方が勝ちだな」という認識が広まりはじめているのです。

スペイン中銀の調査では300億ユーロと言われる銀行が所有している不動産物件のうち7割が零細な貯蓄銀行によって保有されています。それらの貯蓄銀行の経営悪化は取り付けなどの原因になりかねないので、未然にそれを防ぐための救済合併などを急ぐべきだとしています。

中国のお役人たちが3.17兆円の公金横領?

ウォール・ストリート・ジャーナルによると新華社電として今年だけで2340億人民元が公的予算の中からウヤムヤになっており、広範に渡る使い込みが蔓延しているという監査結果が公表されたそうです。

政府高官67名、その他関係者164名がこれまでに検挙されたそうです。

温家宝首相は政府の公共投資プロジェクトにはびこる不正や無駄を洗い出すよう指示を出しました。

政府の景気刺激予算が銀行経由で政府系企業に融資される過程で巧妙な公金横領のトリックが仕掛けられ、それがお役人が私用する高級車に化けたりするのだそうです。

中国の官僚は優秀なエリートで固められており、使命感や倫理観はアメリカの公僕より高いというのが僕の印象です。しかし地方の小役人には利権にまみれた徳の低い人間も多く、彼らのひきおこす問題は中国の国民の強い反感を買っており、中国の社会をdestabilizeする大きな要因となっています。

こうした資金の一部は株式市場へも流れています。

粛清は株安要因です。

ラスベガス「The 2010 CES」の目玉は「スマートブックス」

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が来週、1月7日からラスベガスで開催される「The 2010 Consumer Electronics Show」に関する記事を掲載しています。

記事中、今回のCESで注目を浴びるのは「スマートブックス(smartbooks)」かもしれないと指摘しています。

そこでまずスマートブックスを定義したいと思います。
スマートブックスは2年前から急に人気を博し、現在では米国のノートブック・パソコンの売り上げの2割までを占めるまでに成長した、ネットブックに似たような形状をしています。

ネットブックは価格帯にして$250から$400くらいです。一方、スマートブックスは$150から$250と、一段と安くなっています。

最大の特徴はネットブックがインテルのアトム・チップとマイクロソフトのウインドウズを搭載しているのに対して、スマートブックスはARMコアに依拠したプロセッサーを搭載、OSはグーグルのアンドロイドなどリナックスに依拠している点です。価格が安いのは主にこれが理由です。

WSJが指摘する問題点としてはスマートブックスはマイクロソフトの「ワード」などのアプリケーションが表示できないし、iTunesも使えないという点です。またアドビのフラッシュ(ビデオを視聴する際、必要です)の調整が遅れていると指摘しています。

もともとネットブックはリナックス・ベースで構想されたけど、上に書いたような問題で消費者のウケが悪く、ウインテルに衣替えしたら成功した、、、そういう経緯も記事中紹介されています。

   ■   ■   ■

さて、僕がこの記事を読んだ感想ですが、コンシュマー・デバイスでいろいろ新しいことが試みられるのは毎年のことで、今回のスマートブックスが成功するという保証はありません。

また、今回のラスベガスのショーに登場しない新製品、つまりアップルのタブレットこそが「台風の目」であることは多くのウォッチャーには既知の事です。

それを断った上で、昔より消費者の先入観、固定観念といったものは崩れてきており、ビジネス・チャンスは広がりを見せていると感じざるを得ません。

それはつまり「パソコンは、こういうカタチをしていないといけない」とか「携帯電話は、こういうカタチをしていないといけない」という凝り固まったイメージではなく、「いいんじゃないの、別に電話がプラスチックの下敷きみたいなカタチをしていても」とか、「別に抵抗感は無いよね、キーボードが無くったって、、、」という風に消費者の嗜好やエクスペクテーションが柔軟化しているということです。

アマゾンの「キンドル」やバーンズ&ノーブルの「ヌック」や今回話題になっている「スマートブックス」などの新しいコンシュマー・デバイスの大半は流れ星のように一瞬きらめいたかと思えば、すう~っと消えて行くものなのかも知れません。どのデバイスが残って、どのデバイスが消え去るかはなかなか予測不可能です。

でもどんなデバイスが最終的に当たりを取っても、これらの無数の試みに基幹的な技術を提供している企業は勝ちます。それは具体的にはARMホールディングス(ARMH)であり、マーベル・テクノロジー(MRVL)なのです。

テスラ・モータース


テスラ・モータースはシリコンバレーに本社がある電気自動車のメーカーで、2010年のIPO候補です。

同社は「オール・エレクトリック」のロードスターを販売しており、小売単価は12.9万ドルです。

このロードスターの特徴は従来の電気自動車のイメージを覆し、「運転して楽しい」ことを設計の主目的に据えた点です。

テスラ・ロードスターが時速0から60マイルに達するまでの時間は僅か4秒です。電気自動車の特徴としてトルクが極めて強いため、テスラ・ロードスターを模倣した、遊び心のあるクルマが今後他社から発表される可能性も高いです。

電気自動車の持つ不安として、「バッテリーは大丈夫か?」という問題があります。

テスラはそれを克服するキャンペーンとしてカリフォルニアからデトロイトまでの長距離ロード・トリップを12月17日にスタートしました。若し日程通りにデトロイトに着くのなら、1月4日あたりとなります。

普通の乗用車ならカリフォルニアからデトロイトまでは6日間で着きます。この差は走った後の充電に必要な時間というわけ。

因みにテスラ・ロードスターの一回の充電での走行距離は244マイルだそうです。

テスラの経営陣はいずれも電気自動車や自動車の設計に長く携わってきた経験者が多いです。難を言えば公開会社の経営経験のある幹部が殆ど居ない点がリスクでしょう。

テスラはドレイパー・フィッシャー、テクノロジー・パートナーズ、ダイムラーなどのVCならびに企業からの出資を受けています。加えてグーグルの創業者など著名な個人のエンジェル投資家も多く参加しています。

現時点では同社の財務パフォーマンスに関する情報が少ないのでIPO後にどのような性質の株になるのかを予測することは極めて困難です。

ただ2010年のIPO市場の話題銘柄のひとつになることだけは間違いなさそうです。


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