Market Hack

「負け組」はいつまでも「負け組」だ 英国の教訓と我々が個人として講じることのできる対策とは?

若し日本でも日銀による日本国債の引き受けが始まれば、それが我々の国民生活に与える影響はどのようなものになるのでしょうか?

僕はこの問題を考えてみるために実際にそれが実行されたイギリスで起こった事を調べてみました。

結論としては英国におけるQE(量的緩和政策)やインフレ・ターゲティングは次のような結果を生んだと思います:

1. 確かに経済が大恐慌に陥ることは回避できた
2. でもその効果は経済の隅々にまでは行き渡らず、特定業種のみが恩恵を受けた
3. さらに所得階層で言えばリッチ層だけが恩恵を受けた
4. 資産を余り持っていない人、とりわけ株をやっていない人は「負け組」になった
続きを読む

もしあなたが究極の逆張りバリュー投資家なら通信セクターを買いなさい

若し読者の中に「俺はバリュー投資派で、かつ長期投資派だ」という確固たる信念を持っている人が居るなら、アメリカの通信セクターへの投資を検討することをお勧めします。

アメリカの通信セクターは昔は重要な産業分野のひとつでした。ソロモン・ブラザーズのジャック・グラブマンのような花形アナリストを輩出したセクターでもあります。

でも今では通信のセクターがS&P500に占める割合は凄く小さくなってしまいました。

下はビスポークの資料ですが、いちばん上の紫色が通信セクターです。
wgt2121
続きを読む

これが今年最初のホットなIPOだ!

Calix

僕がアメリカの投資銀行でIPOのビジネスをやっていて、徹底的に叩き込まれた事があります。それは「扉をぶち破る(Door opener)最初のディールは自分の持ち駒の中で最も良い会社をぶつけろ!」ということです。

そのことは即ち、暫くIPO市場が閑古鳥の状態(=それは今です)になった後で最初に出てくるIPOは良い会社である場合が多いということなのです。

なぜベストの会社を最初にぶつけるのか?

それは引き受けのビジネスというのは勢いのビジネスだからです。

最初のディールがホットになれば、後続のディールを出す事が出来ます。でも切り込み隊長がコケたら、、、また長い冬に逆戻りするのです。

だから最初のディールの選定は極めて慎重に行われるし、コミットメント・ミーティングは喧々諤々の大論争になります。

さて、今年のウォール街の引き受けビジネスがどういう展開になるか?その行方を占う最も大事なディールが今週始動しました。

それがカリックス・ネットワークス(CALX)です。続きを読む

まじめに働いているのにマイホームすら持てない

金融危機が世界を襲って以来、中国政府の経済政策は雇用の維持にありました。
しかしここへきてインフレ抑制が最も重要な政策課題となりつつあります。

昨日発表された1月と2月の消費者物価指数は+2.1%、生産者物価指数は+4.9%でした。1月単月での数字はインフレの一段落を思わせる数字だっただけに2月に入ってから物価上昇が再加速したことは疑いありません。
中国の物価
続きを読む

メガバンクがオウム泥棒で訴えられる

アメリカのマイホームのオーナーの多くは不景気で月々のローンの返済に苦しんでいます。

そんな米国民の怒りを買うような事件が今日、報道されました。

バンク・オブ・アメリカ(ティッカー:BAC)が手違いから別に月々のローンの支払いが滞っていない優良な借り手の家に立ち退きの仕事人(contractor)を差し向け、勝手に錠前をかけて家の持ち主が中に入れなくした上、電気や水道を止めてしまったのです。

ところがこの仕事人がついでに持ち主の飼っていたオウムを失敬してしまったのです。
800px-Ara_macao_-on_a_small_bicycle-8

(写真出典:ウィキペディア)続きを読む
MarketHackについて
Market Hackは世界経済ならびにビジネス・シーンに関するニュース・サイトです
月別アーカイブ
免責事項
なお運営上、ここに書かれる意見には諸々のバイアスがかかっています。投資情報は利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失を生じる場合がございます。投資対象や取引の仕組み及びリスクについてご理解の上、ご自身の判断と責任においてお取引いただきますようお願い申し上げます。
BLOGOS
カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ