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米国下院公聴会での豊田社長のパフォーマンスは合格点 

今日、トヨタのリコール問題に関して議会で公聴会が開かれ、豊田社長が米国の議員さんからの質疑応答に答えました。

冒頭の豊田社長のスピーチは英語でした。

しっかりとした英語だし、力強いプレゼンテーションで、内容も誠意があると同時にそつのない良く練られたものでした。

とりわけ豊田社長自ら、かつてはテスト・ドライバーであり、「自分で乗ってみて安全かどうか確認する」という風にパーソナルな談話を交えてアピールした点はアメリカ人にも受けたと思います。

普段、ウォール街の経営陣やガイトナー財務長官などに喰ってかかる議員さんたちの傍若無人ぶりを見なれている目からすれば、今日の質疑応答は極めて紳士的だと思いました。

カンジョルスキー議員は「わざわざアメリカまで証言に来てくれてありがとう。これで悪名高き議会の公聴会を乗り切ったということで、数年後には勇猛さを示す勲章(Badge of Courage)として皆に自慢できるね。」と労をねぎらっていました。続きを読む

今回だけは特別だ(This time it’s different.) 中国バブルの崩壊に警鐘(ケン・ロゴフ)

ブルームバーグが伝えるところによるとケン・ロゴフ(ハーバード大学教授、元IMFチーフ・エコノミスト)がCLSAのカンファレンスで中国バブル崩壊に対して警鐘を鳴らすスピーチをしました。以下要点:

若し今、This time it’s differentということが言われている市場があるとすれば、それは中国だ。

中国のバブルがどのような理由から破裂するかはわからない。でも多分不動産市場が引き金になるだろう。
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連載:ETFのウンチク(その1)

「ETFという言葉を最近、ネットでよく目にするけれど、一体、何それ?」と疑問に思っている人も多いと思います。そこで3回シリーズでETFについて説明します。
これを読めばあなたもETF博士。

【ETFとは?】
ETFとは上場型の投資信託です。

ETFは普通の株とおなじようにニューヨーク市場や東証などの株式市場で取引されます。

まずETFがそもそもどうして誕生したのか?という背景についてお話します。

アメリカで最初のETFは「スパイダー」の愛称で親しまれているSPDR S&P500 デポジタリー・レシート(ティッカー:SPY)です。

SPYはアメリカン取引所商品企画部のネイザン・モーストという人が開発しました。ネイザンはもともと商品取引などの経験を持つ人です。ネイザンは商品取引特有の商習慣を運用商品に応用するというアイデアを思いつきました。
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リチウムイオン電池の市場はドットコム・バブルの二の舞になる (ローランド・バーガー)

経営コンサルタントのローランド・バーガー社が発表したリチウムイオン電池市場の需給見通しに関する調査レポートが欧米で話題をさらっています。

それによると:

向こう10年の間に自動車向けリチウムイオン電池の価格は大幅に下がるけど、2014年から2017年にかけてとりわけ米国と日本で生産能力が需要を大幅に上回ることが予想され、結果として今、60社ほど乱立している世界のリチウムイオン電池メーカーのうち生き残るのは僅か6社程度になるだろう。

ということです。続きを読む

欧米市場では景気腰折れ懸念が台頭

【消費者信頼感指数の悪化が原因】
昨夜の立ち合いでは欧州、米国とも主要株式指数が反落し、相場の暗転を感じさせました。とりわけ米国の株式市場は出来高を伴って下げたので機関投資家の売り意向が強いことを感じさせます。

ファンダメンタルズのニュースではドイツの2月のIFO景気動向指数が予想96.2に対して実績95.2と悪かった事、加えて米国の2月の消費者信頼感指数(カンファレンス・ボード、サンプル数は5000)が予想54.8に対して実績46.0と10ポイント以上の急落となったことが下げの引き金になりました。

【カンファレンス・ボードの数字を信じてよいのか?】
これは2月のミシガン大学消費者信頼感指数(暫定値)と大きくかけ離れているので今後修正が入る可能性があります。(今回のカンファレンス・ボードの数字に関しては僕は或る程度割り引いて考えています。その理由は下に述べます。)

しかし消費者のセンチメントが暗転していることは疑いも無い事実。

これらのことから景気腰折れ懸念が急速に台頭しています。
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