Market Hack

どの角度から見ても悪かった5月の雇用統計

5月の雇用統計が発表されました。

事前にゴールドマン・サックスが非農業部門雇用者数の予想を大幅に引き上げるなど、期待が高まる中での発表でしたが、中身は全く駄目でした。

先ず非農業部門雇用者数ですが52万人のコンセンサスに対して43.1万人でした。
非農業部門
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クラウド銘柄をポートフォリオの中心に据える時がきた

最近のようにキツイ相場環境下で一足先に新高値を取っている銘柄は次のリーダーシップを執る銘柄になる可能性が高いです。従って投資家としてはこういう銘柄こそマークする必要があります。

昨日のCMC Markets Japanのウェブ・セミナーでも言及しましたが、クラウド・コンピューティングの「御三家」が今日、揃って新値を取っています。

その「御三家」とはVMウエア(ティッカー:VMW)、セールスフォース・ドットコム(CRM)、アカマイ(AKAM)です。

先ずチャートを示します。最初がVMウエア:
VMW

次がセールスフォース・ドットコム:
CRM

次がアカマイ:
AKAM

クラウド・コンピューティングのクラウドとは雲を指します。

インターネットの技術者がどこか遠くにあるデータ・センターなどの施設を図に書いて説明する場合、モコモコした雲の絵を書いて省略することが昔から慣習となっており、ここからクラウドという表現が来たのです。
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アフリカに活路を求める中国

中国の輸出競争力の強さは誰もが認めるところであり、この面で中国が苦労していると考える読者は少ないでしょう。

しかし実際はいろいろな苦労があります。

その中でも最大のものはイメージの問題です。

「中国は有能な下請だけど、ブランド力は劣る」

そういうイメージが欧米に定着してしまっているのです。

例えばアップルのMacBookの裏側を見るとDesigned by Apple in California, assembled in Chinaと書いてあります。

つまりMade in Chinaというシンプルな表現ではなく、中国が「組立屋」の立場に甘んじていることがまるで当てつけのように刻み込まれているのです。

デザインや知的所有権など付加価値の高い部分はアメリカが取り、薄利の作業の部分は中国がやる、、、そういう構図です。

もちろん、中国のビジネスマンはそういう立場に甘んじることを拒否しています。夢としては自分自身のブランドをアメリカや欧州で展開したいと願っています。

しかし現実はそれほど甘くありません。

そもそも中国のブランドが欧米で浸透していない理由は歴史的な経緯によるところが大きいです。

日本が高度成長期に海外に出て行った時には国際水平分業は未だ今ほど普及していませんでした。だから日本企業はアメリカや欧州で試行錯誤を重ねながら自らのブランドを売り込んで行ったのです。

これに対して中国の場合はトーマス・フリードマンが『フラット化する世界』の中で論じたように国際水平分業がきわめて高度に発達したために中国は欧米の企業から持ち込まれる商品の企画の実際の制作を担当することが主で、ブランドやマーケティングを考えるのは彼らの仕事ではない場合が多かったのです。

もちろん、すぐに仕事にありつけるという点では国際水平分業のサプライチェインにはじめから組み込まれるのはありがたいです。

逆にそのマイナス面としては完成品のマージンの大半の部分はブランドやデザインを牛耳っている欧米企業が取り、中国企業は工賃を貰うだけという事になり、万年薄利多売の立場から抜け出せない点があります。

もちろん中国だって自社のブランドで欧米にマーケティング展開することを考えていますが、なかなか壁は厚いです。

ソニーやトヨタなど、欧米人なら誰でも1ダースくらいの日本のブランドを思い浮かべる事が出来ますが、中国のブランドを問われると答えに窮するというのが現実です。

中国はこの問題を克服するために周到な戦略を練っています。

それは先ずブランド・イメージの点でハンデキャップが少ない市場で勝負し、だんだんクリティカルマスを築いてゆくというものです。

ZTEなどのハイテク企業が新興国への売り込みにとりわけ力を入れているのはこのためです。

わけてもアフリカは中国にとって極めて重要な市場です。

すでにアフリカ諸国と中国の間ではグロスベースで年間1000億ドルを超える貿易が行われています。
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マスコミ嫌いのカリスマ・ヘッジファンド・マネージャーが雑誌に載った理由


「銘柄一本釣り」をやらせたらスティーブ・コーエンに勝るトレーダーは居ないというのがウォール街の定評です。

その伝説的なヘッジファンド・マネージャー、スティーブ・コーエンのインタビュー記事がファッション&総合雑誌、『ヴァニティ・フェア』の7月号に載るという話題でウォール街は持ちきりです。

普段、めったにインタビューに応じないスティーブですが、著名なリポーター、ブライアン・バロー(「野蛮な来訪者 RJRナビスコの陥落」の著者)がこのインタビューに成功しました。

マスコミ嫌いのスティーブが、なぜ取材をOKしたのか?

様々な憶測が飛ぶ中、上のビデオでこの取材を担当したブライアン・バローは次のように語っています:

『ヴァニティ・フェア』でよく仕事をするカリスマ写真家、アニー・リーボヴィッツにグラビアを撮って欲しいと美人すぎる奥さんにせがまれて『ヴァニティ・フェア』のインタビューに応じる気になったんじゃないの?

アセロス・コミュニケーションズ(ATHR) 802.11nのリーダー

アセロス・コミュニケーションズ(ティッカー:ATHR)はワイヤレスLAN、イーサネット、ブルートゥース、PLC(電源のコンセントを通じたホーム・ネットワーク)などの市場へ向けた半導体をデザインしている会社です。

過去7年間の年率平均売上成長率は36%と急成長しており、さらに今年は76%の売上成長が見込まれています。
ATHR2

(出典:アセロスIR資料)
同社のビジネスは大まかに分けてPC関連、ネットワーキング関連、コンシュマー関連の3つに分類できます。
ATHR1
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