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欧州のGDP統計は欧州景気の腰折れを示している

欧州のGDP統計が出ました。

EU第4四半期GDP速報値 
前期比:予想+0.3% 実績+0.1%
前年同期比:予想-1.9% 実績-2.1%

国別では
ドイツが前期比+0.2%の予想に対して実績±0%、フランスは前期比+0.6%でした。両者の明暗を分けたのは内需で、ドイツの内需は減り、フランスの内需は自動車購入に対する補助金の影響もあり強かったです。
イタリア、スペイン、ギリシャなどはマイナス成長を記録しました。

ドイツは今回のリセッションで受けた打撃が少ないです。その理由はバブル時代を通じて労働コストの上昇は低く、競争力の減退が少なかったからです。続きを読む

ワールドカップの開催されるアフリカに注目

南アフリカ40指数先物CFDを紹介します。

このCFDはインヴァスト証券で扱いがあります。

なぜアフリカを取り上げるかというと今年はアフリカで最初のワールドカップが南アのヨハネスブルグで開催されるからです。

下はアフリカ全体のGDP成長率が2000年以降どう推移したかを示したグラフです。金融危機の前は均してみると6%前後のGDP成長率を安定的に維持してきたことがわかります。これは世界の平均より高い成長率です。さすがに去年は2%以下に落ち込みましたがまた今年から来年にかけて昔の水準めがけて戻してゆくとIMFでは見ています。
アフリカGDP


アフリカ大陸には9.2億人の人が住んでいます。これは世界の人口の14%です。また人口成長率は年率2.3%でこれは世界最高です。その一方で世界のGDPに占める割合は4%に過ぎません。これはスペイン1国より小さいです。先ほどの人口シェア14%から考えるとやはりアフリカの経済は遅れているわけです。

これが一人当たりGDPの数字です。
アフリカひとりあたりGDP


アフリカのおもな国々の主要輸出産品を一覧表にしてみました。
輸出品目


アフリカは天然資源、地下資源に恵まれているので19世紀末には列強による激しい植民地獲得競争の脅威に晒されました。

その後第二次大戦を経てアフリカ諸国は次々に独立を果たします。特に1960年は「アフリカの年」と呼ばれ、多くの国が独立しました。

しかし国家意識の希薄、腐敗、性急な工業化の失敗など、さまざまな理由から独立後の国作りに失敗する国が相次ぎました。主力輸出品目であるここに掲げたような商品の相場が悪かったことも影響したと思います。

さて、いま再び商品相場が良くなってきていることからアフリカの潜在性に注目が集まっているわけです。なかでも農業の可能性についてはサウジアラビア、中国、インド、韓国などから注目されています。


アフリカには世界の開墾可能な土地の12%が集中しています。これだけ手つかずの土地が残っているところは世界にアフリカしかありません。アフリカというと砂漠などの開墾に適さない場所をイメージする方もいると思います。

たしかにそういう場所もあるのですが、赤道近辺の所謂、サバンナ地帯は農業開発の潜在性は極めて高いと言われています。

実際、ブラジルの同様な土地、セラードは大規模開発によって極めて生産性の高い場所へと生まれ変わりました。セラードとサバンナは似ている点が多いです。それが関係者からサバンナが注目される理由なのです。

アフリカの農業生産性はアジアの7分の1です。

そもそもアフリカは貧しすぎて十分な肥料を使っていないという問題があります。
肥料使用量


この他、灌漑や作物を搬出する道路など、いろいろなインフラストラクチャーを整備すればアフリカの農業の生産性は改善するという考え方があります。

その半面、外国資本による大規模開発は地元の農民の土地を奪ったり、作物を優先的に海外に輸出することで国内は豊かになれないという問題を引き起こす危険性が指摘されています。


下はアフリカ諸国のGDPシェアのグラフです。南アがダントツで大きいことがわかります。ナイジェリアは石油が出ます。アルジェリア、エジプト、リビア、アンゴラなども産油国です。
アフリカ諸国のGDPシェア
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リスク・トレードにチャレンジ!

12月の第一週に「ん?なにこれ?!”#$%&」という違和感を覚え、全てのリスク・トレードを手仕舞いしました

リスク・トレードとはドル安局面で上昇しやすい投資対象のことを指し、一般的にはゴールド、原油、新興国株式を含みます。

この戦略はまんまと当たったのですが、そろそろ新しいことを考えるときが来たように感じます。

僕がそう思う理由は今週あたりTwitterとかを見ていてもギリシャ問題に関するつぶやきがとても多くなっているからです。

「相場は知ったら、しまい」

皆がこれを問題にするようになった時点で、この材料は一旦、織り込み済みになります。続きを読む

ユーロ問題 チョンマゲ論争を止める時が来た

江戸時代の人々の会話で「おらが国では、、、」と切りだした場合、その国とは日本国ではなく、薩摩や長州などの出身地をイメージしていたと思います。

でも明治維新以降、藩単位での利害を考える人の数は減り、日本国としての損得で皆が物事を考えるようになりました。

現在、欧州が直面している問題を整理する上で江戸時代の世界観を引き合いに出すのは乱暴だとは承知していますが、敢えてそれと比較することで問題の本質が明快になるのではないかと察します。

ギリシャやスペインが現在窮地に陥っているのは放埓な財政管理に問題があるという意見が多いですが、僕は必ずしもそれらの国だけを責められないと思います。

下はギリシャ、スペイン、フランス、ドイツの各国の経常収支です。
経常収支
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中国の消費者物価指数の上昇ペースが衰えた 引締め政策が功を奏している

中国の1月の消費者物価指数は+1.5%の上昇にとどまりました。

これは12月の+1.9%より低いペースですし、エコノミストの予想(+2.0%前後)よりも低い数字です。

単月の数字だけを見て「これでインフレ懸念は遠のいた」と決めつけるのは早いと思います。

実際、生産者物価指数は今月も+4.3%と上昇の勢いが衰えていません。

でも或る程度中国人民銀行の引締め政策が効いてきていると考えるべきだと思います。続きを読む
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