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ワールドカップ・ブラジル大会とリオデジャネイロ五輪に向けて南米の航空会社が合併

金曜日の午後、チリのLANとブラジルのTAMが合併し、LATAM航空(ラテンアメリカ航空)を設立すると発表しました。

一見したところではこの合併はかなり理に適ったディールであるように思われます。

まず両社の路線には重複が比較的ありません。また両社はすでにコード・シェアリング、メンテナンス、航空機購入面で協力関係にあるため、事業統合はかなり円滑に行われると思われます。LANはカーゴに強く、TAMは旅客に強いということも相互補完的です。またそれぞれの企業が展開してきたマイレージ・プランも路線が統合されることで消費者にとっての利用価値は遥かに上がります。
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PIIGS諸国の経済構造改革は簡単ではない

欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)などによる1兆ドルの緊急支援プログラムの発表、さらに欧州金融機関のストレステストと相次いでユーロを支援する材料が出たため、ユーロ危機の問題はあたかも解決したかのように言われています。

しかし今回の欧州の処方はとりあえず一番信用力のあるドイツを中心にスクラムを組むと同時に、為替を思い切りユーロ安に持ってゆくことでドイツの輸出セクターに「中央突破させる」という、言わばいちばん速効性のある処置を講じたに過ぎません。

なるほどドイツのGDPは強烈にリバウンドしています。
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ドイツは欧州で最も重要な輸出の担い手です。だからユーロ安はドイツの産業にとって強力なカンフル剤でした。
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ニューヨーク市場大暴落を予言する「ヒンデンブルグの凶兆」とは?

縁起でもない話がウォール街で話題をさらっています。

それは近くニューヨーク市場が大暴落するという予言です。

この予言は「ヒンデンブルグの凶兆(Hindenburg Omen)」と呼ばれるテクニカル分析に基づくシグナルを根拠としているようです。

(僕は20年以上アメリカのマーケットに関わってきましたが、正直言って2日前に初めてこの言葉を聞きました。だから昔から広く定着しているセオリーではないと思います。)

ヒンデンブルグというのは1937年にニュージャージーで墜落した飛行船の名前です。
Hindenburg_burning

(出典:ウィキペディア)

ウォール・ストリート・ジャーナルによると「ヒンデンブルグの凶兆」理論は盲目の数学者、ジム・マイエッカが1995年に構築した理論で、ニューヨーク株式市場の高値、安値銘柄数や移動平均線などを基に算出されるそうです。
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インドのIPOがナスダックで+91.8%の華々しいデビュー

メイクマイトリップ(ティッカー:MMYT)はインドのネット旅行代理店です。中国株ADRにシートリップ(ティッカー:CTRP)という銘柄がありますが、あれのインド版だと言えばイメージしやすいかと思います。

今日、そのメイクマイトリップがナスダックにIPOデビューしました。寄り付きからいきなり+91.8%と盛大に値を飛ばし、バケーション・シーズンで閑散としたアメリカ市場の参加者をアッといわせました。結局大引けは+79.4%で引けています。アメリカのIPOとしては過去3年でいちばん大きな初日の値上がり幅だと思います。
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ユーロ圏第2四半期GDP成長率+1.7%が意味するもの

ユーロ圏第2四半期GDP成長率が前年同期比+1.7%と発表されました。これはコンセンサスの+1.4%を上回る良い数字です。

実際、現在のユーロ圏は過去4年間で最も速い速度で成長しているのです。(=あくまでも四半期の瞬間風速ベース)

これは何を意味するのでしょうか?
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