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私は未来を触ったかの如く感じた! ジョン・ドーア

テッククランチが伝えるところでは今日、シリコンバレーのローズウッド・サンドヒル・ホテルで米国屈指のベンチャー・キャピタル・ファンド、クライナー・パーキンスがモバイル・コンテンツ革命に関するセミナーを開きました。

そこではクライナー・パーキンスの既存のファンド、「iFund」を1億ドルから2億ドルへ拡張することが発表されました。

同社のパートナーであり、世界で最も有名なベンチャー・キャピタリストの一人であるジョン・ドーアは「15年前、未だインターネットは知られてなかった。当時、スティーブ・ジョブスは映画『トイストーリー』に携わっていたし、コンピュータ会社、NeXTに未だ関わっていた。その年、私はモザイクという会社を見た。世界最初のウェブ・ブラウザーだ。それはまるで魔法にかけられたような経験だった。ところが、今日起きている事はまるであの日のDéjà vu(デジャ・ヴ=既視感を覚える事)だね。人生に一度までならず、二度も凄い体験を出来るなんて!」と興奮を隠しません。
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ソブリン・ウエルス・ファンドとは何か?

原油価格が高騰し始めた3年前くらいからソブリン・ウエルス・ファンド、略してSWFという言葉をよく聞くようになりました。

ソブリン・ウエルス・ファンドとは政府が所有する投資目的のファンドです。その原資は原油などの商品の販売代金、国際収支の黒字、民営化プログラムで得られたキャッシュ、財政黒字の余剰金などです。

新聞報道などでは誇張して書かれているので巨額な資金を運用しているようなイメージを皆さんは持つかもしれません。しかし下のグラフのようにソブリン・ウエルス・ファンドは年金や投信の残高に比べれば遥かに小さい存在なのです。
SWF1


ソブリン・ウエルス・ファンドは実は昔から存在しています。最古参のクウェートのソブリン・ウエルス・ファンドは1950年代に創設されました。

下のグラフは世界の主なソブリン・ウエルス・ファンドの運用資産規模です。
SWF2
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ロスチャイルドが同族経営に終止符

投資銀行NMロスチャイルド&サンズが200年以上続いてきた「伝統」に終止符を打ちます。
その伝統とは家族のメンバーが経営の采配を振るうというものです。

今回、初めてロスチャイルドの姓を持たない社員、ナイジェル・ヒギンスがNMロスチャイルド&サンズのCEOに任命されました。

ナイジェル・ヒギンスは所謂、生え抜きのロスチャイルドの社員で、社歴は27年。現在は同社の投資銀行部門の共同ヘッドを務めています。

ロスチャイルドは1800年代にMAロスチャイルドが5人の子供をそれぞれロンドン(ネイザン)、パリ(ジェームズ)、フランクフルト(アムシェル・メイヤー)、ウイーン(ソロモン・メイヤー)、ナポリ(カール・メイヤー)に派遣し、インベストメント・バンキングのダイナスティー(王朝)を築いたことで有名です。

つまり同族経営というのが同社のコア・バリュー(根源的価値観)なのです。

NMロスチャイルドにはもうひとつ新しい変化が起きています。

それは新本社屋の建設です。
ロスチャイルド本社
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実質的に日本を「損切り」したモルガンスタンレー

今日、三菱UFJとモルガンスタンレーの日本における証券事業の資本・組織構成が発表されました。僕の第一印象では米国のモルガンスタンレー本社はこっそりと日本から「足抜き」していると思います。

モルガンスタンレーは去年、金融危機で深く傷ついたとき、三菱UFJの支援を受けました。そのときは三菱UFJの国内での基盤とモルガンスタンレーのグローバル・ネットワークを統合してトップクラスを目指す投資銀行を作るチャンスが到来したかのように見えました。

しかし実際に公表された事業計画は「協同」とは名ばかりで、お互いに既得権益を守りつつ、譲らない態度がニュースリリースから垣間見られます。そのニュースリリースによると2つの新しい証券会社が誕生します:
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それでも貴社は海外上場を目指しますか?

クリック証券が韓国のコスダックに上場申請しました。

最近、日本のベンチャー企業の間ではこの例に代表されるように海外市場でのIPOへの関心が高まっているのだそうです。東京で開催された外国の取引所による上場セミナーも盛況だったようです。

どうやら日本の新興市場がパッとしないことがこうしたにわか海外上場ブームの一因のようです。

しかし自社の株式をどこの市場に上場するかという問題は将来の会社の発展の大きな妨げになる可能性もある問題であり、軽はずみな気持ちで決めるべきことではありません。

【理由があるか?】
先ず、日本の企業なのに、日本以外で上場するというのならば、それなりのちゃんとした理由がなくてはだめです。そのちゃんとした理由とは以下の3点です:
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