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IMFとセックス・ピストルズ どん底時代の英国

マルコム・マクラーレンが死にました。マクラーレンはパンクロックバンド、セックス・ピストルズのプロデューサーとして知られています。

セックス・ピストルズは1976年の11月にデビューし、78年の1月に解散した短命なバンドですが、「アナーキー・イン・ザ・UK」、「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」などの有名な曲を残しています。

この当時のイギリスはどんな国だったのでしょう?

1970年代のイギリスは1973年の第一次オイルショックに加え、頻発する炭鉱労働者のストライキで電力が足らなくなり、「Three-Day Week(*)」という異常事態になるほど混乱、疲弊していました。

高失業、高インフレで労働者の勤労意欲は低下し、国民全体が無気力と倦怠の中に沈んでいました。

そして1976年には英国はとうとう国際通貨基金(IMF)から23億ポンドの緊急融資を受ける羽目に陥ったのです。

早い話が今のギリシャみたいな状況だったわけです。
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ギリシャの銀行から資本逃避

フィナンシャル・タイムズの伝えるところによるとギリシャの銀行から激しい資本逃避が起きているようです。

ギリシャの四大銀行はギリシャ政府に対して、リーマン・ショック当時に設置した銀行支援基金(約370億ドル)の残金をすぐに融通して呉れとリクエストしているそうです。今回、リクエストが出ている金額は170億ドル程度のローン・キャランティーならびにECBから融資を受ける際の担保としての債券へのアクセスです。

預金者はギリシャ国内の金融機関に預けていた預金を同じ銀行のキプロス支店やルクセンブルグ支店に移しているようです。
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ゴールドが今年の高値を更新

金価格が5連騰しています。

今日は+1.5%で今年の高値、$1153で引けています。
下はゴールドの代表的ETFであるスパイダー・ゴールドETF(GLD)のチャート。
ゴールド


チャート的には青線で示した下降トレンドと白線で示した上昇トレンドがちょうど収束して、三角形を形成しており、上ないしは下にブレイクすると大きな動きになりやすいカタチになっていました。

今回はどうやらそれを上に切ったというわけです。

エネルギーがたまっていた分だけ、フォロー・スルーのテクニカル・ラリーも持続しやすいかも知れません。続きを読む

汚名返上

また堀江貴文さんから僕のエントリーに反論がありました。それもすごい長文。(苦笑)

僕はそもそもライブドア事件の事情を全く知らないし、べつに関心もありません。いや、いつも書いているように、大学出てからこの方、社会人としての人生の大半を外国で過ごした関係で、そもそも日本の事情には疎いのです。

知らない以上、どちらかに肩入れするような書き方はしたくないし、有罪判決を受けた前提では全然モノを書いていません。(推定無罪の原則は尊ぶできであり、大賛成です!)

強いて言えば、詳しい事情はもちろん知らないけど(実はこの人、無罪なんじゃないかなぁ?)と直感で思ってきました。それは別に根拠があるわけではなくて、ただ過去にそういう例をイヤというほど目の当たりにしてきたからです。

たとえば僕の身近な例ではドットコム・ブームのときに一世を風靡したドイツ銀行のインベストメント・バンカー、フランク・クウァトローンです。

彼はアマゾン・ドットコムなどを引き受けた人ですけどドットコム・バブルが弾けた時に「バブルの張本人はあいつだ!」と皆から指さされ、起訴されました。その彼は最近無罪の判決を受け、ようやく汚名を晴らしました。
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ネット・ニュートラリティとは何か?

今日、ネット・ニュートラリティに関する裁判(控訴審)でFCCが負けました。

ネット・ニュートラリティは直訳すればインターネットの中立性ということになりますがもう少し厳密に言えば誰もが、どのようなコンテンツでも、どんなインフラや機器でも制限を受ける事なしに平等にネットにアクセスすることができるという原則を指します。

この原則に関して、重要な係争がケーブル会社のコムキャスト(CMCSA)とFCC(連邦通信委員会)との間で争われてきました。

そのきっかけとなったのは2008年にコムキャストの一部顧客がネット上で過度のファイル・シェアリングをやっており、帯域幅をものすごく消費したということで、「これじゃ、かなわん!」ということでコムキャストがそのユーザーの接続スピードを遅くした事件です。

FCCは「コムキャストには特定のユーザーが帯域幅を沢山消費したからと言って、接続スピードを遅くするのはネット・ニュートラリティの精神に反する」とし、一審では有罪を勝ち取りました。
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