Market Hack

ドバイ・ワールドは債務減免提案を検討中

日曜日のドバイ金融市場総合指数は-3.5%下落しました。

これはドバイ・ワールド社が債権者に対して債務減免提案をすることを検討しているとダウ・ジョーンズが伝えたためです。

それによるとドバイ・ワールドの債権者は債権の60%を返してもらい、40%を放棄する(ヘアカット)という条件なのだそうです。クーポンに対する利払いはありません。

このリストラクチャリング案が正式に提案されるのは4月になるそうです。

主な海外の債権者はHSBC、RBS、スタンダード・チャータードになります。

また上のリストラクチャリング案の代案として、今回は満額の利払いをするけれど、今後は政府の保証を外すという案も検討されているようです。

今回の交渉は再びギリシャをはじめとしたユーロ問題に「フィードバック」を与える可能性があります。

なぜならヘアカット(債務者が全額支払う能力を持っていないことを認め、減額に応じる事)が具体的にネゴシエーションの前面に押し出されてきているからです。

ギリシャの場合、ヘアカットの議論はウヤムヤになっています。

今回のドバイ・ワールドの件が再び世界の金融市場の撹乱要因になるかどうか注意深く見守りたいと思います。

マーケット・ハック(MarketHack)の目指すもの

マーケット・ハックをはじめて1カ月が経ちました。

マーケット・ハックのMission(目的)は:

帰宅後トレーダーのニーズに合わせたコミュニティーを作る事

です。

帰宅後トレーダーと言った場合、僕が想定しているのはFXやCFDやその他の「夜間取引」をしている投資家全般を指します。

そういう括り方をすると「FXと新興国などの株を一緒にしてしまうの?」という懸念の声も出てきます。

実際、このブログメディアの仕掛け人であり、日本におけるソーシャル・メディア・ビジネスの第一人者であるTabbata氏は「なるべく領域を狭くし、濃いメディアにして欲しい」という希望を、時にはダイレクトに、時にはやんわりと僕に伝えてきました。

で、僕はそういうリクエストを「はいはい」と聞いたフリして全部無視したのです。(笑)

もちろんたとえばブラジル株式市場固有のマニアックな情報というのは簡単には他では手に入らないし、そういう蓄積する価値のある情報は今後も蒐集してゆくつもりです。

でも今の日本の個人投資家に一番不足しているのはそういう情報ではないのです。続きを読む

新興国の代表的銘柄を買いたい

金曜日の立ち会いでは中国がリザーブ・リクワイヤメント(預金準備率)を引き上げたというニュースを受けて神経質な寄り付きになりました。EUのGDP成長率が予想よりも低かったことでユーロが急落したこともセンチメントを悪くしました。

このような逆風が吹いていたにも関わらず、引けて見たらダメージは案外軽微でした。

下はS&P500のチャートです。
SPX
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JDSUがアジレント(A)のネットワーク検査装置部門を買収

JDSU_A_Acqusition

光ファイバー部品やテスト装置のメーカー、JDSUが今日、アジレント(A)のネットワーク検査装置部門を買収すると発表しました。

買収総額は1.65億ドルで、支払い条件はキャッシュです。

この部門は年間売上高が1.62億ドルですので今回の買収はほぼ売上高の1倍ということになります。

今回の買収はすぐにJDSUのEPSにとってアクリーティブになります。それは即ちEPSを押し上げる効果があるということです。

アジレントのネットワーク検査装置部門は次世代のワイヤレス・ネットワーク、LTE/4Gの検査に強いです。既に世界の50以上の通信会社がLTEを導入することを発表しており、代表的なところではAT&T、中国移動、Tモービル、NTTドコモ、ベライゾンなどが名乗りを上げています。

もともとJDSUはイーサネットのネットワークの検査装置に強く、今回の買収は相乗効果が大きいです。

なお以前からの繰り返しになりますがJDSUは僕がいま一番好きなハイテク株のひとつです。

ピムコはブラジルの債券に強気


上のビデオはブルームバーグがPIMCOの新興国債券部門の共同ヘッド、マイケル・ゴメスに対して行ったインタビューです。

ゴメスは世界の債券の中で最も魅力があるのはブラジルの債券だと主張しています。また欧州の新興国の中ではポーランドが良いと言っています。

ポーランドは世界経済が低迷した2009年ですら+2%のGDP成長を記録しました。経済運営は手堅いし負債比率は許容範囲内だし財政赤字もそれほどひどくないというのがゴメスがポーランドに強気な理由です。

一方、ブラジルに関しては今年大統領選挙があるため投資家はこれを不安材料としています。ゴメスの考え方は新興国のリーダーが過去10年で学んだことは再選するために最も重要なことは経済運営をしっかりやることだということだとしています。

「2006年にルラ大統領が再選されたのも、もとを正せば経済がしっかりしていたからであり、現在のブラジル経済もしっかりしている。だから今回は大統領が誰になるか?という問題はあまり関係ない。経済政策こそが問題なのであり、その点、ブラジルの経済政策はやっていることが正しい。」

「ブラジルの内国債券の金利は12.5%程度の表面金利で取引されているが、そこからインフレ率4.5%を引き算すると8%の利回りということになる。いまブラジルくらい経済が安定している国で8%の利回りを得られるということはオイシイ。」続きを読む
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