Market Hack

なぜギリシャ政府はデリバティブ(金融派生商品)に手を出しちゃったのか?

ギリシャ政府の「隠し」債務が話題になっています。

我々ニュースの読み手からすれば(どーして懲りもせずこういう事をやるの?)という呆れる気持ちが先に来ます。

でもこの手の事件はエンロンを例に出すまでもなくこれまで何度も起きているし、今後も後を絶たないと思います。

そこでなぜギリシャ政府はデリバティブに手を出しちゃったのか?、、、この問題を数学とか金融の知識を一切使わずになるべく平易に説明してみたいと思います。

英語のデリバティブのもともとの意味はデライブ、つまり「引き出す」という動詞からきています。つまりあれこれ工夫して取り出した「結果」なのです。

婚活を例に説明します。

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ギリシャ政府が「エンロン化」している

今週、ブリュッセルでギリシャ支援をめぐる欧州連合(EU)の会議が開かれます。しかしその会議を前に欧米のメディアでは再びギリシャ政府の「会計疑惑」の話題が取り上げられています。

日曜日のニューヨーク・タイムズが伝えるところによるとギリシャは2001年にEUへの加盟が認められた際に財政赤字削減などの面でEUの条件を満たしていなかったにもかかわらず加盟が許されました。

その後、増税するなり財政を切り詰めるなりして均衡財政にもってゆくべきところをゴールドマン・サックスのアレンジで「金融エンジニアリング」の仕組みを使い、債務を次の世代へ「先送り」するディールを幾つも締結したのです。

これらのディールではギリシャは投資銀行からキャッシュで「前金」を貰う代わりに将来長期に渡る支払いに合意するわけです。こうして本来政府の懐に入って来るはずだった空港使用税や宝くじ事業からの収益を「先食い」してしまったのです。
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ドバイ・ワールドは債務減免提案を検討中

日曜日のドバイ金融市場総合指数は-3.5%下落しました。

これはドバイ・ワールド社が債権者に対して債務減免提案をすることを検討しているとダウ・ジョーンズが伝えたためです。

それによるとドバイ・ワールドの債権者は債権の60%を返してもらい、40%を放棄する(ヘアカット)という条件なのだそうです。クーポンに対する利払いはありません。

このリストラクチャリング案が正式に提案されるのは4月になるそうです。

主な海外の債権者はHSBC、RBS、スタンダード・チャータードになります。

また上のリストラクチャリング案の代案として、今回は満額の利払いをするけれど、今後は政府の保証を外すという案も検討されているようです。

今回の交渉は再びギリシャをはじめとしたユーロ問題に「フィードバック」を与える可能性があります。

なぜならヘアカット(債務者が全額支払う能力を持っていないことを認め、減額に応じる事)が具体的にネゴシエーションの前面に押し出されてきているからです。

ギリシャの場合、ヘアカットの議論はウヤムヤになっています。

今回のドバイ・ワールドの件が再び世界の金融市場の撹乱要因になるかどうか注意深く見守りたいと思います。

マーケット・ハック(MarketHack)の目指すもの

マーケット・ハックをはじめて1カ月が経ちました。

マーケット・ハックのMission(目的)は:

帰宅後トレーダーのニーズに合わせたコミュニティーを作る事

です。

帰宅後トレーダーと言った場合、僕が想定しているのはFXやCFDやその他の「夜間取引」をしている投資家全般を指します。

そういう括り方をすると「FXと新興国などの株を一緒にしてしまうの?」という懸念の声も出てきます。

実際、このブログメディアの仕掛け人であり、日本におけるソーシャル・メディア・ビジネスの第一人者であるTabbata氏は「なるべく領域を狭くし、濃いメディアにして欲しい」という希望を、時にはダイレクトに、時にはやんわりと僕に伝えてきました。

で、僕はそういうリクエストを「はいはい」と聞いたフリして全部無視したのです。(笑)

もちろんたとえばブラジル株式市場固有のマニアックな情報というのは簡単には他では手に入らないし、そういう蓄積する価値のある情報は今後も蒐集してゆくつもりです。

でも今の日本の個人投資家に一番不足しているのはそういう情報ではないのです。続きを読む

新興国の代表的銘柄を買いたい

金曜日の立ち会いでは中国がリザーブ・リクワイヤメント(預金準備率)を引き上げたというニュースを受けて神経質な寄り付きになりました。EUのGDP成長率が予想よりも低かったことでユーロが急落したこともセンチメントを悪くしました。

このような逆風が吹いていたにも関わらず、引けて見たらダメージは案外軽微でした。

下はS&P500のチャートです。
SPX
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