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閉塞感の本当の理由は何だろう? - 沢利之

ゲストブロガー:沢利之

sawa金融そして時々山」というサイトを運営。 "@sawanoshijin"
山登りを中心とするアウトドアライフを愛する元銀行役員。先入観にとらわれずに、金融・経済の地下水脈を探って行きたいと考えています。


■おすすめエントリー
元記事 公開日時:2010年4月23日 6:52

今日(4月22日)の日経新聞朝刊のコラム「大機小機」は「1億3000万人の生命・財産を守る」というタイトルで次のようなことを述べていた。「日本の政治・経済が現在のような混迷に陥り、国民の多くが閉塞感に捕らわれ、将来への展望を見いだしえない状況は、日本の近代史においても未曾有のこといえよう。・・・・しかるに最近の安全保障政策の混乱は、日米同盟を極めて不安定なものにしてしまった。」続きを読む

政府「法人税ゼロ」検討 - Porco

ゲストブロガー:Porco

rennyPorco Rosso Financial Weblog」というサイトを運営。
内外大手証券、株式部門ヘッドを歴任。ヘッジファンド運営、NY駐在が長かった。現在は東京拠点にアドバイザーやコンサルタント。

■おすすめエントリー
元記事 公開日時:2010年4月23日 13:13

このブログでも何度が扱ってきましたが、法人減税の問題が日経ビジネスの記事でスクープとして記事になっています。

【スクープ】政府「法人税ゼロ」検討 日経ビジネス オンライン
 成長戦略で外資の参入促進、シンガポール並み優遇に

 政府が6月にまとめる成長戦略の目玉として、新たに日本に進出する外国企業を対象に、法人税を大幅に減免する外資導入促進策を検討していることが明らかになった。

 日本の法人税率は主要国で最も高い水準にあり、日本企業の国際競争力を減殺するだけでなく、日本市場に進出するチャンスをうかがう外国企業にとっては最大の参入障壁となり、日本経済が閉鎖的と批判される要因ともなっていた。

 鳩山由紀夫首相は日本企業の法人税負担も軽減する方針を示しており、自民党政権下では手が付かなかった法人税改革が進む機運が高まってきた。
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ギリシャ危機は飛び火するのか?

ギリシャのソブリン格付けがS&Pから「ジャンク」の宣告を受けました。

これを受けてギリシャ国債は売られています。

S&Pは同時にポルトガルの格付けも2段階引き下げました。

危機がひとつの国から他の国へと飛び火する、所謂、コンテージョン(contagion=伝染)のリスクが高まっています。

そこでギリシャの次に「血祭りに上げられる」と広く予想されているポルトガルの置かれている位置について簡単に復習しておきたいと思います。

先ず失業率です。
失業率

大体、ギリシャと同じ程度です。
次に経常収支です。
経常収支

ギリシャほどには醜悪ではありませんが、それでも悪いことには変わりありません。続きを読む

バフェットが議会からdisられた

広く尊敬を集める投資家、ウォーレン・バフェットがめずらしく今日はdisられました。

事の経緯はこうです。

先ず日曜日の夜に突然、上院におけるデリバティブ規制法案が勢いを得ました。

上院銀行委員長、クリス・ドッド(コネチカット州、民主党)の法案と上院農業委員長、ブランチ・リンカーン(アーカンソー州、民主党)の法案が「合体」されることになり、それを急遽、投票に付すと民主党上院院内総務のハリー・リード(ネバダ州、民主党)が宣言したのです。

これはウォール街の関係者が予想していたより急な進展です。
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ちょっとしたお祭りになるかもしれない中国株ADR ウーシー(WX)の買収劇

今日、米国のチャールズ・リバー(CRL)が中国のウーシー・アプテック(WX)を16億ドルで買収すると発表しました。

「へえー、買わせて呉れるんだ?」

というのが僕の咄嗟のリアクション。

なぜならウーシーは中国のハイテクやヘルスケアなどのニュー・エコノミー関連の企業の中でもとりわけ毛並みが良いと看做されている優良企業だからです。

以前、コカコーラが中国で買収を試みたのにはストップがかかりましたが、あのディールが駄目でこのディールがOK(まだそうと決まった訳ではないかもしれないけど)というのはアタマが混乱します。

チャールズ・リバーは一般の投資家には余り馴染みはないかも知れないけれど、大学の研究室などでは確固とした評判のある、「信頼されるブランド」です。

ウーシーは新薬開発のR&Dの下請けをする会社です。急成長していたのですが一昨年にバイオ・リサーチのアプテックを買収した直後に金融危機が襲い、バイオテクノロジー各社がR&Dを絞り込んだ影響で業績はイマイチでした。

買収はキャッシュ+株式になるようですが比率などは発表されていません。

ウーシーの時価総額は11.4億ドルなので単純に計算すれば40%のプレミアムになりますが、株式交換部分があることと、チャールズ・リバーの時価総額自体が26億ドルしかないので、多分、チャールズ・リバーの株価は急落(アービトラージのため)すると思われます。

だから直感としてアップサイドは40%より少ない気がします。

さて、中国株ADRですが、このところ愚図愚図した展開でいいところがありませんでした。グーグル(GOOG)の一件以来、「中国はビジネスのやりにくいところ」という先入観みたいなのがアメリカの投資家に出来てしまって、必要以上に敬遠されてきた観があります。

今回のディールは知る人ぞ知る、毛並みの良い企業同士のM&Aなのでアメリカの投資家の中国株に対する冷え切った態度が変わるきっかけになるかもしれません。
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