Market Hack

トルコETFにトレードチャンスか?

トルコリラは年初来対ドルで-38%の暴落を演じました。しかし9月13日にトルコ中銀が政策金利を市場予想より高い24%に引き上げたことが功を奏してリラは当面のボトムをつけた観があります。

Market Hackは一貫してトルコリラに対してはコーシャスな見方をしてきましたが、9月13日の政策金利会合後の利上げは高く評価しています。

その理由は政策金利から消費者物価指数を引いた差が6%に達したことでトルコ中銀がエルドアン政権から独立を貫く姿勢をシグナルしたためです。

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もちろん新興国の通貨危機というのは「波状攻撃」で何度もぶり返すのが常ですから、今後一本調子でトルコリラが出直るというような楽観的な考え方はしていません。まだ「ひやっ」とする局面は何度もあるでしょう。

それを断った上でごく短期に限って言えばトルコにはトレーディング・オポチュニティーがあると思います。

下はiShares MSCIトルコETF(ティッカーシンボル:TUR)です。

TUR

現在$22.41 だけど、$26くらいまでの戻りを取りに行くことは決して無謀極まりないトレードではない気がします。

そもそもトルコ経済は実績ベースでは1位インド、2位中国に次いで3番目に急成長している経済です。

近年、自動車会社がトルコに生産拠点を移転し、そこでフル生産が始まっている関係で同国の主要輸出品目である乗用車の生産・輸出は好調です。最近のトルコリラ安は、さらに同セクターの競争力を増す結果になると思います。

一方、トルコのもうひとつの「資源」である観光についてはシーズン・ピークの8月のデータが未だ出ていないので時期尚早なコメントは控えるべきかと思いますが、少なくともこれまでは去年のペースを若干上回っています。トルコ政府が国内治安をしっかりまもることが出来るのであればトルコリラ安でバーゲンとなっているトルコ観光が人気化するシナリオが考えられます。

トルコの失業率は同国の過去平均より低いです。

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中古住宅販売件数には翳りは見えません。

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また今回のトルコリラ安では民間企業の債務と、それに対して貸し込んでいるトルコ国内銀行に対する投資家の不安が問題にされることが多いですが少なくとも金融サービス信頼感指数はまだ悪化していません。

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つまりトルコリラ安とそれが引き起こしたインフレに対してはもちろんトルコ市民も不安を抱いているものの、トルコ経済が「きりきり舞いしている」と形容するのは、ちょっとオーバーだということ。

ワンチャンスで一回転を狙うというのは、決して無謀では無い気がします。


P.S. 僕はマネーパートナーズに一連のトルコリラに関する緊急レポートを提供しています。

サクソバンク(SAXO BANK)が米国株、中国株(上海・深セン・香港)、欧州株の取扱いを開始

1992年に設立されデンマーク金融監督庁の許可を受けた金融機関、サクソバンク(SAXO BANK)はFXの世界では既に良く知られた存在です。

そのサクソバンクが今回、米国株(6130銘柄)、中国株(2006銘柄)、欧州株(3760銘柄)の取次を一挙に開始します。つまり合計1万銘柄余りを一挙に取扱い始めるわけです。

しかも米国株の手数料は1注文あたり0.2%、上限手数料も15ドルという業界最低のコストになります。

注文可能時間は24時間です。また注文タイプは「成行注文」、「指値注文」、「逆指値注文」、「トレイリングストップ注文」になります。

日本のネット証券では外国株の信用取引が出来ないので「売りから入る」取引仕法が出来ませんでした。これは外国株の投資ポートフォリオをヘッジしたい場合、有効なヘッジが出来にくいという問題を生んできました。

サクソバンクは現物株の取引に加えて、かねてから個別株CFD取引(=差金決済取引)を提供してきました。CFD取引では「売りからでも入れる」ため、「現物をロング、CFDをショート」という組み合わせを作る事で相場急落への備えをすることが出来ます。

サクソバンクは2017年の1年間に世界170か国の顧客が出した4330万件の注文を執行した実績があります。オフィスはオーストラリア、ブラジル、中国、チェコ、デンマーク、フランス、香港、インド、イタリア、日本、シンガポール、南ア、スイス、オランダ、アラブ首長国連合、英国の16か国に展開しています。2017年末の総従業員数は1594人です。

2017年度の売上高は邦貨換算で約538億円、純利益は98億円、総資産は7098億円、普通株式ティア1比率は18.1%、株主資本利益率は12.5%でした。

サクソバンク証券

大麻(マリファナ)銘柄ティルレイが一時150ドル安! あれよあれよという間に一時半値

今日、大麻(マリファナ)の生産会社ティルレイ(ティッカーシンボル:TLRY)が爆騰し、一瞬300ドルをつけたものの、急転直下155ドルまで暴落、「あわや半値に!」という場面がありました。結局、大引けは214ドルでした。

TLRY

これに先立つ昨夜、CNBCのジム・クレイマーがホストを務める『Mad Money』にティルレイのブレンダン・ケネディーCEOが登場し、向こう3から4年の間に世界の各国で大麻が解禁されるという楽観的な観測を述べたことが急騰の原因です。

現在の世界の大麻市場は150億ドル前後(アナリストにより、数字が大きく違います!)だと考えられていますが、ブレンダン・ケネディーCEOは「1千億ドルもありうる」とぶち上げました。(ウォール街では「キリの良い数字には、気を付けろ!」と言われます。)

ティルレイ株は高値から40%下げた時点で商い停止(午後3時半頃)になり、大引け前の3時50分に再び商い停止となりました。

このように、かなりハチャメチャな立ち合いとなったわけですが、大きな上髭が出たことでテクニカル的なダメージは、もう確定してしまったように見受けられます。


アマゾンが2021年までに3000の無人店舗を展開することを検討 ブルームバーグ

ブルームバーグによるとアマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)が2021年までに3000の無人店舗を展開することを検討中です。

アマゾンは現在3か所で無人店舗「Amazon Go」を展開しています。

Amazon-Go-logo_500-x-400

このニュースを受けてクローガー(ティッカーシンボル:KR-1.40%)、ウォルマート(ティッカーシンボル:WMT-0.20%)、ターゲット(ティッカーシンボル:TGT-0.57%)などが値を消しました。

ZOZO前澤友作Space X本社における英語のスピーチはなぜ100点満点?

9月17日午後、ロスアンゼルス空港に近いホーソーンのスペースX(Space X)本社で同社の大型ロケットBFRを利用した月旅行への民間人搭乗者第一号にスタートトゥデイ前澤友作社長が名乗りを上げたことが発表されました。

下はその動画で、この記事ではこのスピーチの「出来栄え」を批評したいと思います。この動画は1時間22分と長いですが前澤氏が登場するのは26分15秒くらいからです。まずイーロン・マスクは「BFRの開発をするにあたりそれに乗ってみたいという民間のお客さんが乗船料を払ってくれることは必須になる。そこで最初のお客様を紹介したい」と言います。ここから見てください。



かつてアップルのスティーブ・ジョブズは新製品お披露目イベントでファンの事前の期待を盛り上げることがたいへん上手い「演出家」だと評されました。こんにちアメリカの経営者の中で一番そういう演出が上手いのはイーロン・マスクです。この動画では、スペースXの本社工場に置かれた実物のロケットの間を前澤氏がゆっくり歩いてくる様子が捉えられています。

なおこのホーソーンの本社兼工場は、もともとノースロップがボーイング747の胴体部分を下請けするために建設されたものです。つまりとても大きな空間であり、そこを前澤氏が悠々と歩いてくるわけで詰めかけた報道関係者は「一体、誰だ?」と期待感が高まるわけです。

彼の態度は堂々としていて余裕に満ちています。まず「Thank you, Elon.」とお礼を言って「Thank you, everyone.」と報道関係者にお礼を言います。

これは当たり前のことのように思うかもしれませんが、実は日本人の殆どが出来ない(!)のです。欧米で人前でスピーチをするときのキホンのキですので、皆さんもこのやり方をパクること。

つぎに「Wow!(わお)」という感嘆の声を発します。これも、本当に日本人には出来ないことです。前澤氏が外国暮らしをしたことがあることが、この一声でわかります。

次に「I’m from Japan.」と言います。つまり「日本から来ました」ということです。これは極めて効果的な口火の切り方です。なぜなら上に述べたようにワクワク期待させて、東洋人が歩いてきて檀上に登るわけだから「こいつ、一体なにもの?」という疑問を全ての報道関係者が持っているからです。だから「日本人です」という切りだし方は適切

そして「My name is Yusaku Maezawa. You can call me MZ(エム・ズィー)」と言います。

ここがとても、とても大事なことなのですが、気がついた方も多いと思いますがイーロン・マスクですら前澤氏の名前を発音するのに苦しんでいるわけで、そこで前澤氏は「オレのことエム・ズィーと呼んでくれればいいから。」と助け舟を出すわけです。

しかし本当は、前澤氏がやっていることは、自分のブランディングです。つまりアメリカ人から彼を「エム・ズィー」と呼ばせることで、アメリカ人にも親しみを持ってもらえることが出来るからです。

ZOZOはコンシュマー・ブランドでありスタートトゥデイの野望がグローバルである以上、BFRによる月旅行はスタートトゥデイ社にとってまたとないパブリシティの機会です。その大事な局面で「名前が発音できない」では、折角のチャンスを逸してしまうわけです。

この間、19秒。

みんなもわかるとおり、難しい単語や言い回しは、一切していません。でも19秒で聴衆のハートを掴んでいる。

もし、これをフツーの日本人にやらせたら、たぶん「ユー・キャン・コール・ミー・エム・ゼット」とやってしまうでしょうね。

ゼットは日本語です、つうじません。ズィー(Z)が正しいです。

そろそろダサい日本語英語から卒業すること

それからもうひとつ苦言を呈すれば「あいつは英語は出来ないけど、仕事は出来る。だから英語はカンケーない」という時代は、そろそろ終わりつつあります。

仕事の出来る日本のビジネスマンの大半は、ちゃんと英語も喋れます。その現実を直視すること。
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