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スナップチャットが新規株式公開申請書(S-1)を米国証券取引委員会に提出

スナップチャットのサービスを展開しているスナップ(ティッカーシンボル:SNAP)が新規株式公開申請書(S-1)を米国証券取引委員会(SEC)に提出しました。

それによると最大調達金額は30億ドルとなっていますが、これは登録フィーを計算するための暫定的なもの(placeholder)であり、実際の調達予定金額とは関係ありません。

発行条件は未定です。

上場市場はニューヨーク証券取引所になります。

幹事シ団はモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、ドイツ銀行、バークレイズ、クレディスイス、アレン&カンパニーです。

S-1の中で同社は自分のビジネスを「我々はカメラ会社だ(Snap Inc. is a camera company.)」と定義しています。

「ちょうどパソコンを起動するとカーソルが全ての作業の出発点になるごとく、スマートフォンでは先ずカメラ・スクリーンが出発点になる時代が来る。なぜならスマホのカメラに捉えられたイメージは他のどの操作よりコンテクストを言い表しているし豊富な情報を盛り込んでいるからだ。わが社はカメラで捉えられたイメージのもつ、そのような特性をフルに活用し、革新的で差別化された製品を創ることに挑戦する」


現在のスナップチャットのデイリー・アクティブ・ユーザー数は1.58億人です。毎日、25億回のスナップ写真が撮られています。

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スナップチャットのアプリは、いきなりカメラ・モードから入ります。これはスナップを友達とシェアするのを簡単にするための措置です。スナップは自動的に消去されます。これはカメラの使い手が写真写りを気にすると、写真をUPする頻度が下がることを避けるための措置です。「レンズ」、「ジオフィルター」、「ビット文字」などのクリエイティブ・ツールを具備することで、楽しくシェアできるようにしています。

DAUのうち6割が毎日写真を撮ってシェアしています。このことはわが社のチャット・サービスならびに物語(ストーリー・テリング)プラットフォームには、毎日、新しくてユニークなスナップが溢れていることを意味します。
ユーザーは平均すると一日に18回、スナップチャットを見ます。

スナップチャットのビジネスは広告モデルを採用しています。

広告主はスポンサード・クリエイティブ・ツールにより「スポンサード・レンズ」や「スポンサード・ジオフィルター」などを提供することができます。

また「スナップ・アド・ウィズ・アタッチメント」を使うことでユーザーがストーリーを視聴する際、縦型動画広告を出すことができます。60%のユーザーが音声をONにしてこの広告を視聴します。

また縦型動画広告はインタラクティブ機能を具備しており、ユーザーが直接その広告に反応するかたちでアクションを起こすことが出来ます。

2016年の売上高は4.045億ドルでした。ARPU(ユーザー当たり広告収入)は$1.05でした。北米の、過去三ヶ月に限って言えば、ARPUは$2.15に上昇してきています。

2016年の利益は▼5.15億ドルでした。またフリー・キャッシュフローは▼6.78億ドルでした。

スナップはA、B、C三種類の株式を出しており、今回発行されるクラスA株は無議決権株式です。



アマゾン 第4四半期決算発表 EPSはOK、売上高、ガイダンスは×

アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)の第4四半期決算はEPSが予想$1.42に対し$1.54、売上高が予想446.9億ドルに対し437.4億ドル、売上高成長率は前年比+22.4%でした。

北米売上高は+22%の262.4億ドル、営業利益は+28%の8.16億ドルでした。
AWS売上高は+47%の35.3億ドル、営業利益は+60%の9.26億ドルでした。

アマゾン・プライム・ビデオは200ヶ国でサービス開始しました。

第1四半期売上高は予想360億ドルに対し、新ガイダンス332.5~357.5億ドルが提示されました。
営業利益は2.5~9億ドルが提示されました。去年の第1四半期は11億ドルでした。

AMZN

フェイスブックが今回の決算から採用したASU第2016-09号「従業員に対する株式に基づく報酬に関する会計処理の改善」とは?

昨日のフェイスブック(ティッカーシンボル:FB)の決算発表で、注意深い投資家は過去に遡って営業キャッシュフローや利益の数字が修正されていたことに気がついたと思います。

これはどうしてか? といえば、フェイスブックがFASB(米国財務会計基準審議会)の提唱するASU第2016-09号「従業員に対する株式に基づく報酬に関する会計処理の改善」を率先して採用し、過去に遡って会計処理の仕方を変更したためです。

フェイスブックはこれまでのノンGAAP、すなわち米国で一般的に受け容れられている会計基準から逸脱した会計報告を改め、なるべくGAAP、すなわち標準的なやり方に変更しようとしています。(シリコンバレーの企業の多くは、ノンGAAPでした)

みなさんはストック・オプションという言葉を聞いたことがあると思います。これは「ボーナスを現金じゃなく、株で出す」ことだと思ってください。

通常、ストック・オプションを貰った従業員は、すぐにその株を売却し、キャッシュ化するのではなく、クーリングオフ期間が設けられています。

その規制期間が明けて、晴れてベスティング(vesting)、つまり株が自分のものとなり、それを売却して現金化できるのです。

すると会社がストック・オプションを個人に賦与してから、それが自分のものとなる(=これを権利確定といいます)までの間、株価は動くわけです。

あいにく株価がストック・オプションの行使価格を下回った場合、その社員はそれを行使しても損なので、行使しないケースも出ます。

ボーナスを出すということは企業の通常の営業活動の中で欠かせない行動ですが、その最終的な費用は、このように「相場任せ」で、どうにでも変わってきてしまうわけです。

この難しい問題を、会計上、ならびに税務上、どう捕捉するか?ということが関係者の悩みの種でした。

従来の基準では、ストック・オプションの権利行使にまつわる税務上の超過利益(excess tax benefit)は、払込み余剰金(additional paid-in capital)となっていました。

しかしASU第2016-09号「従業員に対する株式に基づく報酬に関する会計処理の改善」では、超過利益や欠損金(tax deficiencies)は納税のための法人税引当金(provisions for income taxes)から引き算されます。

また、ここから発生するキャッシュフローは、これまではファイナンシング活動として捕捉されてきましたが、今後は営業活動、すなわち営業キャッシュフローの変動として反映されることになります。

投資家目線で今回の改変がどのような影響を及ぼすか? ということですが、当期利益のボラティリティが少し高まることが予想されます。

なおフェイスブックは会計報告の「GAAP化」を進めており、同社のノンGAAPに基づくEPSとGAAPに基づくEPSはだんだん数字が接近してきています。将来的には完全にGAAP化される予定です。

これは、良いコトです。

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フェラーリ 第4四半期決算発表 EPS、売上高ともにOK ガイダンスは予想に一致

フェラーリ(ティッカーシンボル:RACE)の第4四半期はEPSが予想€0.53に対し€0.69、売上高が予想8.2億ユーロに対し8.36億ユーロでした。売上高成長率は前年比+12.4%でした。

今期出荷台数は-4%の1940台でした。

2017年売上高は予想33.1億ユーロに対し、新ガイダンス33億ユーロが提示されました。出荷台数は8400台が提示されました。修正EBITDAは9.5億ユーロが提示されました。

RACE

ドイツ銀行第4四半期決算発表 特損で赤字の単純比較は困難、売上高は×

ドイツ銀行(ティッカーシンボル:DB)の第4四半期決算は様々な損金計上を含んでおり、19億ユーロの赤字でした。因みに2015年第4四半期は赤字の21億ユーロでした。売上高は予想72億ユーロに対し71億ユーロでした。売上高成長率は前年比+6%でした。

今期損金計上された項目には、英アビーライフ売却に伴う実現損の発生(10億ユーロ)、訴訟費用(16億ユーロ)、リストラ費用(1億ユーロ)が含まれています。資産売却(8億ユーロ)による一時利益がそれを一部相殺しました。

グローバル・マーケッツ部門売上高は前年比-3%の15億ユーロでした。

債券セールス&トレーディング・ビジネス売上高は、前年比+11%の13.8億ユーロでした。とりわけ米国のクレジット・ビジネスが好調でした。またアジア太平洋地域、ならびにFXも良いパフォーマンスでした。

株式セールス&トレーディング売上高は前年比-23%の4.28億ユーロでした。顧客の売買の低迷が去年実績を大幅に下回った主因です。エクイティ・デリバティブは好調でした。

コーポレート&投資銀行部門売上高は18.07億ユーロ、利益は3.04億ユーロでした。去年同期は売上高が17.7億ユーロ、利益が3.1億ユーロでした。

プライベート&コマーシャル・クライアント売上高は-7%の12.3億ユーロでした。低金利、顧客活動の低迷が前年比割れの理由です。

コア・キャピタル・レシオは11.9%でした。これは前期の11.1%から改善しました。

コモン・エクイティー・ティアワン・キャピタルは427億ユーロ(-3%)でした。

TLAC(トータル・ロス・アブゾービング・キャパシティ)は1160億ユーロでした。

リスク修正資産(RWA)は390億ドル圧縮され、3580億ドルになりました。

DB



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