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JPモルガン・チェースの第3四半期決算 EPS、売上高はOK、ガイダンスは不変

JPモルガン・チェース(ティッカーシンボル:JPM)第3四半期決算はEPSが予想$1.66に対し$1.76、売上高が予想249.1億ドルに対し253.3億ドル、売上高成長率は前年同期比+2.6%でした。

有形自己資本利益率(ROTCE)は13%でした。ちなみに第2四半期は14%、去年の第3四半期は13%でした。

平均コア融資残高は前年比+7%、前期比+2%でした。

クレジットカード売上ボリュームならびにマーチャント・プロセシング・ボリュームは、それぞれ+13%でした。

一株当たりブックバリューは+5%の$66.95でした。タンジブル・ブックバリューは+5%の$54.03でした。

純金利マージンは+8bpの2.37%でした。

マーケッツ&インベスター・サービス部門売上高は-16%の55億ドルでした。うちマーケッツ部門は-21%でした。ボラティリティの低下、クレジット・スプレッドのタイト化などにより債券部は-27%、デリバティブ部門の低迷で株式部は-4%でした。

今後の見通しには変更はありませんでした。

jpm

ビットコインのチャート 過去最高値更新! 今年に入ってから5.34倍!

ビットコインが9月2日に付けた、これまでの最高値$5,013.91を上回り、一時、$5,165.18で取引されました。下は7月以降のチャートです。

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これでチャート的には青空天井、今年に入ってから5.34倍になったことになります。下は年初来のチャートです。

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EV時代幕開けでこの企業が恩恵をこうむる

2030年までにEVは現在の約25倍の2,500万台に増えると予想されています。

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(出典:ブルームバーグ)

EVは電池を必要としますが、その構造は下の図のようになっています。良く知られているリチウムだけでなく、ニッケルとコバルトも使用されていることがわかります。

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(出典:ブルームバーグ)

ひとつのテスラ「モデルS」に、AA電池約7千個に匹敵するリチウム・イオン電池が必要となります。

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(出典:ブルームバーグ)

重量に換算するとリチウムはボウリングのボール程度(7㎏)の重さで、ニッケルの方が大量に使用されます。

リチウムはふんだんに存在するので、EV普及によりリチウム需要が増えてもバッテリー価格の上昇にはつながりません。(赤)

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(出典:ブルームバーグ)

しかしプレッシャーはコバルト(緑)やニッケル(水色)で感じられるわけです。

ニッケル価格は安値をウロウロしています。ニッケルはクローム・メッキやガス・タービンなどに使用されます。まだEV向け電池の需要は、ニッケル相場の需給に殆ど影響を与えていません。

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(出典:KITCO)

世界で最大級のニッケルの生産会社は、ロシアのノリリスク・ニッケル、ブラジルのヴァーレ(ティッカーシンボル:VALE)、オーストラリアのBHPビリトン(ティッカーシンボル:BHP)です。このうちヴァーレとBHPビリトンは鉄鉱石などが主になりますので、ニッケルが売上は利益に占める比率は微々たるものです。従って、ニッケルの切り口で投資するには不適です。

コバルトはグレンコア、ヴァーレなどが主な生産者です。グレンコアはコングロマリットなので、コバルトの値動きが株価に反映されません。

つまり「EVで、ニッケルやコバルトが重要になる」という事を、株式市場でプレイするには、ノリリスク・ニッケルを買うのが一番良いことになります。

ノリリスク・ニッケルはロシアのMICEX市場で買う必要があります。日本からだとSBI証券がロシアの個別株を取り扱っています。ロシア市場でのティッカーシンボルはGMKNです。

同社の売上構成です。

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同社の業績です。たいへん儲かっている会社だということがわかります。

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【略号の読み方】
DPS 一株当たり配当
EPS 一株当たり利益
CFPS 一株当たり営業キャッシュフロー
SPS 一株当たり売上高


なおバランスシートは鉄壁です。

コーチが10月31日から「タペストリー」に社名変更、ティッカーシンボルはTPRに

コーチが10月31日から「タペストリー」に社名変更、ティッカーシンボルはTPRになります。

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すでにウェブサイトもガラッと変わっています。

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しかし、なんとなく以前とは比べ物にならないくらいダサくなったと感じたのは、僕だけでしょうか。

うわぁぁぁ、やめてぇぇぇぇぇ!


このところハンドバッグの価格は、値引き圧力が強く、コーチの株価もさえませんでした。

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それにしても、長年培ってきた大切なブランド・ネームを、ないがしろに扱うような真似をする会社には、怖くて投資できませんね。

ビットコインのファンダメンタルズ分析

今日はビットコインのファンダメンタルズ分析について書きます。

ビットコインは通貨のひとつです。

通貨はネットワークであると考えられます。

ネットワークとは、ここではユーザーのつながりを意味します。

一般にネットワークの価値は、それがどれだけ大きいか? そして頻繁に利用されているか? によって測られます。

一例としてフェイスブックやツイッターの決算発表の際、EPSや売上高だけではなく、DAU(Daily Active User)などのデータポイントが示されるのは、そのためです。

いま仮想通貨の価格が、割高か? それとも割安か? を判断しようとおもうと、ユーザー数ならびにそれらのユーザーがどれだけ活発にその通貨を利用しているか? を考慮に入れなければいけません。

こうした発想から考えられた投資尺度がNVT倍率(Network Value to Transaction Ratio)です。

ここでのNetwork Valueとは、その仮想通貨の時価総額に他なりません。それをトランザクション金額で割算するわけです。

NVT倍率 = 時価総額 ÷ トランザクション金額


これは元ARKインベストのクリス・バーニスクが提唱した考えです。NVT倍率はウイリー・ウーのウェブサイトで見ることが出来ます。

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(Willy Woo)

黄色の線がビットコイン時価総額、ギザギザの線がトランザクション金額、濃い茶色の線がNVT倍率です。

10月9日のビットコインの時価総額は794億ドル、トランザクション金額は3.97億ドルなので現在のNVT倍率は200倍という計算になります。ちなみに過去8年の平均は87倍です。

なおNVT倍率には批判もあります。そのひとつはビットコインの取引の多くは、決済のためではなく、たんなるトレーディングだということです。つまりトランザクション金額が大きくても、それは「活発に利用されている」ことを必ずしも意味しないという指摘です。


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