フェイスブックのCOO、シェリル・サンバーグが赤ワインをがぶがぶ飲みながら(アメリカの経営者がビジネス・インタビューでカメラに写りながらそうすることは極めて珍しい)インタビューに応えています。

大事な箇所は8分28秒からです。

「グーグル・モーメント(グーグルのビジネスモデルが生まれた瞬間のこと)は一体、いつフェイスブックに訪れるのか?」という問いに対してシェリルは相手の質問が終わらないうちから、その質問に答えたくてそわそれ、ウズウズしているさまが手に取るようにわかります。

シェリル:「今年が広告についての実験をする段階から実際に稼ぎ始める分水嶺になった年だったわ。」(過去形になっている点に注意)

シェリル:「フェイスブックはユーザーが自己表現をする場所なのです。いまブランド・ビルディングを考えた場合、消費者が特定のブランドに愛着を持ち、それを積極的に皆に触れて回ることが広告主の夢なのだけど、フェイスブックはまさしく消費者にそれを宣言させる場なのです。」

シェリル:「これはブランド戦略を展開しようとする企業にとってとてもユニークな訴求のチャンスです。今年ダボスで世界の企業の経営者とミーティングをすると、むこうから「フェイスブックを試してみたけど、是非、商売したい。われわれは大々的なキャンペーンを張る準備は出来ている。貴女たちがフェイスブックで展開しているような、オーセンティック(うそのない)な消費者との対話の機会を是非持ちたい」と言い寄られます。だから私はフェイスブックのビジネス・モデルが大好き!広告業というのはちゃんとした訴求の仕方をするならば素晴らしいビジネスなのです。」

シェリル:「未来のブランドは企業が勝手にでっち上げるものではなく、消費者によって定義され、支持されるべきものなのです。そしてフェイスブックはそれを巨大なスケールで実現するプラットフォームになれると思います。われわれは「どうコミュニケートするか?」という方法論を消費者に提供するという面で他社と競争しているのだと思います。だから最も簡単で、最も効率的な、最も普遍的(ユビキタス)な方法でのコミュニケーションを約束する企業がフェイスブックでなければならないと思います。」

彼女の話の最後の3分はパワフルすぎるので敢えて訳しません。

でもグーグルのビジネス・モデルを構築した功労者であるシェリル・サンバーグがこれだけワクワクしている姿を見るとフェイスブックのIPOは近いという確信を持ちます。