今日からエジプトのETFがNYSEで取引開始になります。
マーケット・ベクターズ・エジプト・インデックスETF(ティッカー:EGPT)がそれです。

エジプトは7740万人の人口を抱えており、これは中東では最大、アフリカ大陸では第三位です。

エジプトと言えばピラミッドを思い出しますが、実際、観光は同国にとって重要な産業です。その他、農業や石油もあります。

また最近ではITアウトソーシングなどの産業も育ち始めています。

中東諸国の中では比較的穏健派で開明的でもあることから大学などの高等教育機関も広くアラブ世界全体から人材を集めます。

そういう意味では人的資源に恵まれていると言えるでしょう。

下はエジプトのGDP成長率を他の中東諸国と比較したグラフです。
中東GDP


エジプトのGDP成長率は比較的マイルドで一定していることがわかります。

これはレバノンのように戦乱が無かったこと、また、UAEのように石油ブームとその後のバブル崩壊などの単一品目への依存からくるボラティリティが比較的少ないことによります。

次に経常収支を見るとどの国も醜悪なチャートをしていますが、エジプトは比較的良好です。
中東経常収支


問題はインフレがどんどん悪化している点です。
中東インフレ率


エジプトの株式市場は年初来、+14%上昇しており、他の中東諸国をアウトパフォームしています。また過去12カ月では+90%近く上昇しており、これも中東の中では最高の部類に入ります。

エジプトの証券取引所には180銘柄が上場されています。