今日、格付け機関、スタンダード&プアーズがトルコの長期ソブリン格付けを引き上げました。

国家債務軽減の努力、トルコ銀行監督当局による銀行セクターの指導が行き届いている点などが評価されました。

トルコの銀行は東ヨーロッパ諸国の中でも自己資本の強さ、レバレッジの低さで抜きん出ています。

またそもそも家計部門の負債が低いこともS&Pがトルコを評価している理由です。

そこでついでにトルコの他の経済指標もチェックしておきましょう。先ずGDPの推移です。参考のため、他の旧ソ連諸国と比較します。
トルコCISGDP




次はインフレ率です。トルコのインフレが凄く改善している事がわかります。
トルコCISインフレ

最後は経常収支です。
トルコCIS経常


世界経済が低迷する中、トルコは着実に内容を改善していることがこれらのグラフからうかがえます。

トルコは人口に占める若者の比率が高いし、中・東欧の新興国の中ではGDP規模が最大で、且つ人口成長率も高いです。

このため可処分所得の伸びからくる消費セクターの成長も最も高い数字が見込まれています。最近、インフレが沈静化し、銀行サービスが今後拡大できる見込みであることも消費セクターの成長ポテンシャルを一層引き立てます。

加えてトルコ政府は構造改革に真面目に取り組んでいる世界でも数少ない国のひとつです。

トルコに投資するにはETF、カントリー・ファンド、個別株の方法があります。

ETFではiShares MSCI Turkey ETF(ティッカー:TUR)というのがあります。組み入れは銀行株が全体の50%、工業セクターが12%、通信が12%などとなっています。

カントリー・ファンドではターキッシュ・インベストメント・ファンド(TKF)という銘柄が上場されています。

最後に個別株では携帯電話のタークセル(TKC)という銘柄がNYSEに上場されています。

この会社はトルコで第1位の携帯電話会社であると同時にカザフスタン(第1位)、ウクライナ(第3位)、グルシア(第1位)、アゼルバイジャン(第1位)などで携帯電話事業を展開しています。冒頭のビデオはグルシアでの同社の広告です。