今日、ポンドが急落しました。

イギリス経済のファンダメンタルズがかなり醜悪であることは以前から知られていました。
財政収支

しかしギリシャなどと違って投資家がポンドを攻撃目標にしにくかったひとつの理由は野党の保守(トーリー)党がこれまで世論調査で与党の労働党をリードしてきたからです。

保守党は一般に労働党より財政政策の面で規律があると考えられてきました。しかし若し保守党が勝てないのなら、もうポンド売りに「遠慮する必要はない」というわけです。先週末のブライトンでの保守党大会も(イマイチ盛り上がりにかけたかな?)と思わせるものでした。(ビデオは保守党党首、デビッド・キャメロン。この日の彼は精彩を欠いていますね。)

加えて英国プルデンシャルがAIGのアジア部門のひとつであるAIAを355億ドルで買収する意向があると発表したため、「買収費用をドルで支払うための換金売りが出る」という観測が出ました。

こうしたことからポンドの先安観が一気に噴出したのです。