また堀江貴文さんから僕のエントリーに反論がありました。それもすごい長文。(苦笑)

僕はそもそもライブドア事件の事情を全く知らないし、べつに関心もありません。いや、いつも書いているように、大学出てからこの方、社会人としての人生の大半を外国で過ごした関係で、そもそも日本の事情には疎いのです。

知らない以上、どちらかに肩入れするような書き方はしたくないし、有罪判決を受けた前提では全然モノを書いていません。(推定無罪の原則は尊ぶできであり、大賛成です!)

強いて言えば、詳しい事情はもちろん知らないけど(実はこの人、無罪なんじゃないかなぁ?)と直感で思ってきました。それは別に根拠があるわけではなくて、ただ過去にそういう例をイヤというほど目の当たりにしてきたからです。

たとえば僕の身近な例ではドットコム・ブームのときに一世を風靡したドイツ銀行のインベストメント・バンカー、フランク・クウァトローンです。

彼はアマゾン・ドットコムなどを引き受けた人ですけどドットコム・バブルが弾けた時に「バブルの張本人はあいつだ!」と皆から指さされ、起訴されました。その彼は最近無罪の判決を受け、ようやく汚名を晴らしました。


だからライブドア事件についても、注意深く、初めから有罪だと断定してない言い回しをしました。

さらに言えば堀江さんの価値観、仕事観にも違和感はありません。

ところが徹頭徹尾、我々二人の議論は噛み合っていない印象を受けます。

そこで敢えて言わしてもらうと、そもそも藪から棒に議論を吹っ掛けてきたのは堀江さんの方で、僕の書くことにいちいち突っ掛るのは彼の側に証明しなければいけないものがあるからです。

別の言い方をすれば堀江さんも僕も核心的な問題をわざと避けて小手先の議論を蒸し返しているのです。

その核心的な問題とは汚名返上という復讐戦をどう戦うか?という方法論です。

バブルの興奮と熱気の中ではすべてが蜃気楼のようにモヤモヤします。経営者ものぼせあがれば、投資家も調子に乗ります。

そういう場面で一番先頭を切って旗を振っていた奴は敵も多いし、足をすくわれやすいです。

大衆の心変わりは一瞬です。

きのうまでチヤホヤされていた時代の寵児が、翌日には皆からボコボコに袋叩きにされる、、、
そういう事は歴史上、何度も繰り返されてきました。

例えばフランス革命で言えば革命のヒーローと言われたダントンもロベスピエールもみんな最後は断頭台(ギロチン)の露と消えたわけです。これはその立場になった本人じゃないとわからないと思います。

僕も堀江さんほどマスコミの前で晒し物にされ、いたぶられはしませんでしたけど、ドットコム・バブルが弾けた時に糾弾されました。JPモルガンをリストラされてからは1ヶ月くらい部屋に籠ってジャンヌ・ダルクだとかミシシッピ・スキームのジョン・ローだとかフランス革命の本を読み耽りました。自分がどこでボタンを掛け違ったのかが知りたかったからです。

敢えて生意気を言わせて貰えば、いま堀江さんに必要なのは真の友人というか理解者です。それも取り巻きみたいなイエスマン集団(たとえばダダ漏れ企画でビール飲みながらポリポリおつまみ食べ合う仲間)じゃなくて、クレディビリティをリセットしてくれるような存在です。