インテル(INTC)が第1四半期の決算を発表しています:

EPS 予想38¢ 実績43¢
売上高 予想96.9億ドル 実績106億ドル

第1四半期のグロス・マージンは63%でした。平均販売単価(ASP)は若干上昇しています。

第2四半期のガイダンスはかなり引き上げられました:

売上高 予想96.9億ドル ガイダンス 98から106億ドル
グロス・マージン 予想60.4% ガイダンス64%

2010年通年のガイダンスも強いです:

グロス・マージン 予想61.6% ガイダンス64%

モバイル向けチップの増産は予想よりはかどりました。それがASP改善の主因です。

地域別では欧州、アジア、日本での売上が例年のトレンドより良かったです。


第1四半期の特徴として企業向けビジネスがかなり戻ってきていることが指摘出来ます。
この需要増に応えるためインテルは32ナノメターの増産を急いでいます。
工場の歩留まりは良く、第1四半期中は予定より多くの32ナノメター・チップを出荷出来ました。
それでも32ナノメター・チップを搭載したPCへの需要がとても強いので、生産は追いついていません

インテル以外の部品メーカーの動向を見るとマイクロプロセッサー以外の部品は品薄にはなっていないようです。

第1四半期のキャッシュフローは当初予想より多かったです。このため今後も増配などの方法で株主還元する意向です。

消費者向けのビジネスは去年からずっと強かったです。第1四半期にはこれに企業向けビジネスからの需要が加わったというわけです。

企業が買い替えを始めた理由はノートブックの価格そのものがかなり下がったので、企業からしてみれば古くなったPCを使うより、新しく買い替えた方が維持コストが安いからです。

地域別では中国の旧正月の需要が特に強かったです。

通年ベースでのPCの需要は当初予想していたより多くなりそうです。

今回ガイダンスで示した、通年で64%というグロス・マージンのガイダンスは過去最高レベルです。現在が63%なわけですから、下半期は65%程度に行かないと通年ベースで64%になりません。この65%というのも過去最高レベルです。