リスケ

時節柄こういうのは気をつけないと。(笑)

今週の火曜日にワシントンDCではゴールドマンの「華麗なるFab様」がいよいよ上院の公聴会で「ひきまわし」にされます。

デリバティブ業界は死んだフリしておとなしくしているのかと思いきや、世間の憤りは「どこ吹く風」。今日のニューヨーク・タイムズには「昼間はCDO、夜はS&Mショー デリバティブ・カンファレンス」と題された記事がビジネス欄の第一面に出ていました。

さらに驚いたのはカンファレンスに出席した日本の某信託銀行の担当者が実名入りで引用されている点です。

某氏:「議会がデリバティブを規制しようとしていることに対して、ギョーカイは反発している。」

これは会社を代弁した発言ですかね?誰の許可を得てこう軽々しくコメントできるのか、僕は一瞬、自分の空目かとわが目を疑いました。


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たまたまニューヨーク・タイムズの記者から取材を受けたのと、そのカンファレンスの出席者の一部が夜の部でS&Mクラブに「流れた」のとは偶然の一致で、不運にも文脈が交錯してしまったのでしょうけど、これを読んだ一般の読者から誤解されても仕方ないでしょうね。

一般論で言えばこの手の投資カンファレンスは投資銀行などの主催者が仕掛ける「罠」です。接待をしておいて後で見返りのビジネスをたんまり貰う、そういう暗黙の約束があることはよほどウブな「駆け出し」で無い限り、ギョーカイの誰もが知っていること。

普段なら誰も気にも留めないようなオタッキーなカンファレンスにNYタイムズの記者が眼を爛々と輝かせて紛れ込んだなら、とんでもない記事を書きたてられることくらい察知しないと、、、

リスク感覚が欠如していますね。(笑)


付記
NYタイムズの記事中、risqueという単語はわいせつ、ないしはヤバイという意味です。