ゴールド(金)に真剣に取り組むべき時が来ました。

先週の相場ではここ半年ほどアメリカのマーケットをリードしてきた小売、レジャー、メディアなどの、所謂、アーリー・サイクル(=景気回復の初期段階で相場になるセクターのことを指します)株が値を消し、金価格がしっかりしていました。

代表的な例として小売株指数のチャートを示します。
Retail_Index

小売株指数はずっと買われ過ぎ(楕円で囲んだ部分)でアメリカの株式相場をけん引してきました。しかし今はサポート(青の水平線)を割り込むかどうかの微妙なところへきています。

今年の人気株のひとつ、アバークロンビー&フィッチ(ANF)は下のチャートのように50日移動平均線を割り込みました。
ANF

アバークロンビーの場合、3月に開けた窓があるので、チャート的には脆いパターンであると論ずることも出来るでしょう。

その一方で金価格はチャート的に面白い展開になっています。

先ず日足です。
Gold_day

緑の実線は1226のところを通っており、これが過去の瞬間での高値です。
緑の破線はマイナーなレジスタンス(上値抵抗線)です。

次に週足です。
Gold_wk

この週足を見ると金価格は長期での上昇トレンドを堅持しており、そうした中でも逆トライアングル(逆三尊)を形成しながら水準を切り上げていることがわかります。

今回は最近では2個目の逆トライアングルの右端を、いままさに完成させようとしているわけです。

最近、ギリシャ問題が注目されています。
さらにギリシャの問題がポルトガル、スペイン、果ては英国まで飛び火するシナリオを指摘する識者も居ます。
全世界の国々のGDPのうち、約40%を稼ぎ出しているのが、財政赤字がGDPの10%を超えている、所謂、「不健全な先進国」となっています。

つまり世界のマネーは蝕まれているわけです。

これは潜在的にゴールドにお金が避難しやすい環境になっていると論ずることも出来るでしょう。

まだ相場のリーダーシップが変わったとは断言できませんが、注目に値すると思います。