このところ荒っぽい展開になっています。
「MarketHack」の読者は所謂、ロング・オンリー(買いから入る、伝統的な投資家)だけでなく、いろいろな方法で下げ相場でも儲けられる、ないしは損失を或る程度喰いとめられる投資対象を日頃から視野に入れている方が多いと察します。

下げ局面でヘッジの役割を果たしてくれる投資対象の例としては:

1. 株価指数CFDを売り建てる
2. VIX(恐怖)指数CFDを買い建てる

などのやり方があります。

なお、既にマーケットが壊れてしまった後である今日の時点では、上に書いたようなヘッジ・ツールをいまさら慌てて繰り出す意味はありません。

CFDで取引するなら、次のようなことを心がけて下さい。

1. このところボラティリティ(相場の荒れのこと)が低いマーケットがずっと続いてきたので、デイトレではなく、スイング・トレードなどのようにトレード期間が長めになっている人が多いと思います。そういう人はデイトレに切り換えて下さい。
2. オーバーナイトのポジションはギャップ・オープンのリスクがあるので極力避けて下さい。
3. 現在はボラは十分にあるので、デイトレで値幅は取れます。
4. 損切りの逆指値は常に用いる事。

【方向感】
ここからは僕の個人的な相場観になりますが、世界全体として相場は下というよりむしろ上をみています。ただ高いところからテニスボールを落としたときにテニスボールが自然に跳ね返るように、相場は高いところから急落した関係で何度も上下を繰り返すと考えられます。しかも振幅の幅は漸減すると考えるのが自然でしょう。だからひとつの強気、弱気に凝り固まらない方が良い気がします。


英国の総選挙は、ほぼ「宙吊り議会」が確定的になりました。

ひとたび「宙吊り議会」が現実になれば、相場へのインパクトは鈍ります。もう織り込み済みになるからです。強いて言えばここからはポンドを売るより、買いたい気がします。

ギリシャ問題は新聞やテレビを賑わせていますが、もう知らない人は居ないんじゃないか?というくらい話題になっています。一般の人々の口角にまで上るようになれば、相場としては織り込み済み。強いて言えばここからはユーロを売るより、買いたい気がします。

なお、ギリシャ問題は雪だるま式に問題が巨大化し、スペインやイタリアに飛び火し、世界を巻き込むという考え方が主流になってきました。

それはそれで良いのですが、これは既に半年も前に僕が主張した事。想定内の動きに過ぎません。だから周りがみんなパニックしているときは、自分はパニックしては駄目。
ついでに言えばユーロの問題は誰かが力づくで「解決の糸口を見つける」性格のものではなく、「自然に解消する」類の問題です。

なぜ「自然に解消する」のか?

それは為替です。

ユーロ安は欧州の景気を良くします。

景気が良くなればゆっくりとではありますが自然と税収などのファンダメンタルズも改善します。

過去にユーロが弱くなった時というのは、必ず先ずアメリカが先に不景気になり、利下げを断行し、それに追従してユーロがノロノロと金利を下げ始めた時に起こっています。92年のEMS危機のときもそうでした。

それでは危機からどうやって脱出したのか?

先行するアメリカ景気に通貨安で好景気になりはじめた欧州が追いついたとき、危機は自然解消しているのです。