ドン・リストウィンは元シスコの幹部だった人でアメリカのネットワーク機器業界では知らない人は居ない大物です。

その彼は現在、カリックス・ネットワークス(ティッカー:CALX)の会長を務めています。
カリックスは今年IPOされた銘柄ですが、他の大半の米国のIPOの例にもれず、アフター・マーケットでのパフォーマンスはいいところなしです。

今日のニュースでそのドン・リストウィンが約1億円を投じて場で自社株を拾っていることが判明しました。平均買い入れ価格は$10.25です。

すると今、場でついている値段($11.29)と余り変わらない値段なわけですから、これはお買い得な気がします。

さて、カリックスですがオバマ・ブロードバンドの公共投資で最も恩恵を蒙る銘柄のひとつだと言われています。


同社はブロードバンド・アクセス機器を作っています。

先日発表された同社の決算では売上高が前年同期比+30%の4820万ドル、純利益は赤字の470万ドルでした。

来期の売上ガイダンスは6600万ドルから7100万ドルでした。

グロスマージンは37.7%で、これは前年同期比で560bp改善しています。

また売掛金回収に要した日数(DSO)は54日と前期の65日から大幅改善しています。(但しこれは売上計上のタイミングに関する会計方式の変更の影響も一部あります。)

アクセス機器のビジネスは専らアメリカ国内が中心で、この会社の場合、海外展開は重要ではありません。むしろ田舎へのブロードバンドの普及、これだけが投資ストーリーです。

田舎へのブロードバンドの普及はオバマ・ブロードバンドに代表される、補助金などの動向が重要だし、無数の零細な通信業者のところへどう喰い込むかが最も重要な経営指標になります。

屋外に設置されるアクセス・ポイントにシャーシを納入できれば、後はライン・カードを需要の増加やトラフィックの内容の変幻(=たとえばボイスからビデオなど)に合わせて買い足してゆくだけです。

シャーシの納入に関しては続々と商談成立が発表されており、たいへん心強いです。

(なおカリックスは僕の地元の企業なので応援しているし、15年来顔見知りの経営者も含まれているので僕の意見にはバイアスがかかっています。)