最近のようにキツイ相場環境下で一足先に新高値を取っている銘柄は次のリーダーシップを執る銘柄になる可能性が高いです。従って投資家としてはこういう銘柄こそマークする必要があります。
昨日のCMC Markets Japanのウェブ・セミナーでも言及しましたが、クラウド・コンピューティングの「御三家」が今日、揃って新値を取っています。
その「御三家」とはVMウエア(ティッカー:VMW)、セールスフォース・ドットコム(CRM)、アカマイ(AKAM)です。
先ずチャートを示します。最初がVMウエア:

次がセールスフォース・ドットコム:

次がアカマイ:

クラウド・コンピューティングのクラウドとは雲を指します。
インターネットの技術者がどこか遠くにあるデータ・センターなどの施設を図に書いて説明する場合、モコモコした雲の絵を書いて省略することが昔から慣習となっており、ここからクラウドという表現が来たのです。
昨日のCMC Markets Japanのウェブ・セミナーでも言及しましたが、クラウド・コンピューティングの「御三家」が今日、揃って新値を取っています。
その「御三家」とはVMウエア(ティッカー:VMW)、セールスフォース・ドットコム(CRM)、アカマイ(AKAM)です。
先ずチャートを示します。最初がVMウエア:

次がセールスフォース・ドットコム:

次がアカマイ:

クラウド・コンピューティングのクラウドとは雲を指します。
インターネットの技術者がどこか遠くにあるデータ・センターなどの施設を図に書いて説明する場合、モコモコした雲の絵を書いて省略することが昔から慣習となっており、ここからクラウドという表現が来たのです。
自分の手許のパソコンのハードディスクに作業を保存するのではなく、ネットを通じてブラウザー上で作業したものをそのままウェブに保存するようなネットの使い方をクラウド・コンピューティングと総称するのです。
さて、クラウド・コンピューティングを実現するためにはバーチャライゼーションが必要になります。
バーチャライゼーションとはひとつのコンピュータの中の遊休している処理能力を活用して、複数のOSやアプリケーションを走らせてやるような使い方のことを指します。
すると一台のサーバやストレージで2台分以上の効率を引きだすことができるわけです。
このように遊んでいる処理能力をシェアすることはコスト削減につながります。
しかし頭の固い、古風な経営者は「どうしても自分の設備じゃなきゃ嫌だ」と考えます。
喩えて言うならバーチャライゼーションはホテルのようなものです。1年に1回しかロンドンに出張しないビジネスマンならわざわざ自分専用のフラットを借りるよりホテルに泊った方が安上がりです。
その際、自分の泊る部屋に昨日誰が泊っていたかなどということには頓着しないものです。
メイドさんがちゃんとシーツを換えてルーム・メーキングすれば、それでその部屋はあなたのものです。
バーチャライゼーション・ソフトウエアはこのルーム・メーキングのメイドさんに喩えることが出来ます。
従来の日本のデータセンターの多くはこのように誰でもが泊れるようにはなっていません。顧客別に専用のケージ(檻)があるわけです。
そのような旧式のデータセンターをバーチャライズするためにはホテルの部屋のルームキー(鍵)に相当するセキュリティーを充実させる必要が出ますし、ユーザーがどれだけ演算容量を使用したかの計測をする必要が出ます。これを英語ではメータリングと言います。ホテルの例にたとえるとチェックアウトのときの清算に相当するわけです。
また自分の借用した演算容量がちゃんとパフォーマンス基準に合致したかどうかのパフォーマンス・レポートも要求されます。
これらのことを揃えて初めてバーチャライゼーションの環境が整うわけです。
金融危機以降、なぜバーチャライゼーションないしはクラウド・コンピューティングがブームになったかというと、データセンターを複数企業でシェアするということがコスト削減につながったという点がアピールしたのだと思います。
またクラウドでは「第何次オンライン計画」というような大仰なプロジェクトは不要になります。つまりアプリを市場に問うまでのタイム・ツー・マーケットが早くなるのです。
なお、クラウド・コンピューティングでは全ての企業が勝つというわけではありません。実際、クラウドが浸透することにより失うモノの方が大きい企業も沢山あります。
実際、日本の既得権益にふんぞり返っているハイテク企業の多くは「負け組」になる危険性の方が大きいと言えます。
それらの既にインフラを持っているIT企業が先ずやらないといけないことは「インフラストラクチャ・アズ・サービス(サービスとしてのインフラ提供)」という形でハードウエアの容量の「切り売り」を容認することです。
既にアメリカではIBM、ヒューレット・パッカード、EMC、サンなどがこのインフラストラクチャ・アズ・サービスの事業コンセプトをどんどん推進しています。
その次の階層にアプリケーション・プラットフォームが来ます。
そして最後の一番上の階層に「ソフトウエア・アズ・サービス(サービスとしてのソフトウエア提供)」の業者が乗っかるわけです。このグループに属する企業には先述のセールスフォース・ドットコムなどが含まれます。
アカマイの仕事はクラウドを使ってアプリケーションを実施した際、サクサク動くようにパフォーマンスやアベイラビリティを保証する仕事を担当しているというわけです。
昔のインターネットの世界ではAT&Tやクウェストなどのサービス・プロバイダーが力を持っていました。しかし今はそれらの企業は価格決定能力を失っています。
むしろセールスフォースなどに代表される、アプリケーションを持ち、実際に最終ユーザーとのリレーションを持っている企業の方がマージンは高いと思います。
さて、クラウド・コンピューティングを実現するためにはバーチャライゼーションが必要になります。
バーチャライゼーションとはひとつのコンピュータの中の遊休している処理能力を活用して、複数のOSやアプリケーションを走らせてやるような使い方のことを指します。
すると一台のサーバやストレージで2台分以上の効率を引きだすことができるわけです。
このように遊んでいる処理能力をシェアすることはコスト削減につながります。
しかし頭の固い、古風な経営者は「どうしても自分の設備じゃなきゃ嫌だ」と考えます。
喩えて言うならバーチャライゼーションはホテルのようなものです。1年に1回しかロンドンに出張しないビジネスマンならわざわざ自分専用のフラットを借りるよりホテルに泊った方が安上がりです。
その際、自分の泊る部屋に昨日誰が泊っていたかなどということには頓着しないものです。
メイドさんがちゃんとシーツを換えてルーム・メーキングすれば、それでその部屋はあなたのものです。
バーチャライゼーション・ソフトウエアはこのルーム・メーキングのメイドさんに喩えることが出来ます。
従来の日本のデータセンターの多くはこのように誰でもが泊れるようにはなっていません。顧客別に専用のケージ(檻)があるわけです。
そのような旧式のデータセンターをバーチャライズするためにはホテルの部屋のルームキー(鍵)に相当するセキュリティーを充実させる必要が出ますし、ユーザーがどれだけ演算容量を使用したかの計測をする必要が出ます。これを英語ではメータリングと言います。ホテルの例にたとえるとチェックアウトのときの清算に相当するわけです。
また自分の借用した演算容量がちゃんとパフォーマンス基準に合致したかどうかのパフォーマンス・レポートも要求されます。
これらのことを揃えて初めてバーチャライゼーションの環境が整うわけです。
金融危機以降、なぜバーチャライゼーションないしはクラウド・コンピューティングがブームになったかというと、データセンターを複数企業でシェアするということがコスト削減につながったという点がアピールしたのだと思います。
またクラウドでは「第何次オンライン計画」というような大仰なプロジェクトは不要になります。つまりアプリを市場に問うまでのタイム・ツー・マーケットが早くなるのです。
なお、クラウド・コンピューティングでは全ての企業が勝つというわけではありません。実際、クラウドが浸透することにより失うモノの方が大きい企業も沢山あります。
実際、日本の既得権益にふんぞり返っているハイテク企業の多くは「負け組」になる危険性の方が大きいと言えます。
それらの既にインフラを持っているIT企業が先ずやらないといけないことは「インフラストラクチャ・アズ・サービス(サービスとしてのインフラ提供)」という形でハードウエアの容量の「切り売り」を容認することです。
既にアメリカではIBM、ヒューレット・パッカード、EMC、サンなどがこのインフラストラクチャ・アズ・サービスの事業コンセプトをどんどん推進しています。
その次の階層にアプリケーション・プラットフォームが来ます。
そして最後の一番上の階層に「ソフトウエア・アズ・サービス(サービスとしてのソフトウエア提供)」の業者が乗っかるわけです。このグループに属する企業には先述のセールスフォース・ドットコムなどが含まれます。
アカマイの仕事はクラウドを使ってアプリケーションを実施した際、サクサク動くようにパフォーマンスやアベイラビリティを保証する仕事を担当しているというわけです。
昔のインターネットの世界ではAT&Tやクウェストなどのサービス・プロバイダーが力を持っていました。しかし今はそれらの企業は価格決定能力を失っています。
むしろセールスフォースなどに代表される、アプリケーションを持ち、実際に最終ユーザーとのリレーションを持っている企業の方がマージンは高いと思います。