5月の雇用統計が発表されました。

事前にゴールドマン・サックスが非農業部門雇用者数の予想を大幅に引き上げるなど、期待が高まる中での発表でしたが、中身は全く駄目でした。

先ず非農業部門雇用者数ですが52万人のコンセンサスに対して43.1万人でした。
非農業部門


しかしその中身を見ると国勢調査に絡む臨時雇いが41万人あり、事前予想を上回っていたため、民間部門での実質的な雇用増は僅か4.1万人にとどまりました。

住宅購入に際する税の優遇措置が期間満了で終わったため、宅建業者は再び雇用を絞り込みはじめています。このため建設セクターでの雇用は-3.5万人でした。

失業率の方は9.7%でしたが、これは再び求職をあきらめる人が増えた(-32.2万人=これだけ分母が小さくなった)ため、計算上失業率が減ったように見えるだけであり、雇用市場は停滞しています。
失業率

もし求職者が4月の数字とおなじだったと仮定すれば失業率は9.9%になっていたはずです。

過去に発表された非農業部門雇用者数の改訂に関しては今回は下方修正が入っており、ここ2ヶ月の上方修正とは逆の結果になりました。
改訂