FNM

けさ米国連邦住宅金融局(FHFA)はファニーメイ(ティッカー:FNM)とフレディマック(ティッカー:FRE)に対し自主的上場廃止を勧告しました。

上はファニーメイのチャートですが、今日は50%以上も暴落しています。

これらの企業がニューヨーク証券取引所から上場廃止になった後はOTC(店頭)ブレティン・ボードで取引される見込みです。

米国連邦住宅金融局は「上場廃止の決断はこれらの事業体の業績や将来の計画に変化が生じたというわけではなく、NYSEの上場基準を満たすための是正措置が取れないためだ」とコメントしています。

NYSEの上場基準は最低1ドルの株価を過去の30日の立会日の平均で超えられなかった場合、NYSEはその企業に上場廃止を迫るか、ないしは「是正措置」を要求するというものです。


普通、大半の企業は上場廃止の危機に瀕すると是正措置を取る道を選びます。リバース・ストック・スプリット(株式併合)などがその例です。

ファニーメイやフレディマックの場合もそうした小手先の細工を弄して弄せないことはなかったと思います。

でも米国連邦住宅金融局は「もうやめようぜ、そういうかりそめの体裁繕いは」という態度を打ち出しました。

なにせこの2つの会社の合計の自己資本は-1470億ドルなのです。つまり完全なゾンビ企業であり、株券に価値は全くありません。

いまはまともな機関投資家はファニーメイやフレディマックの株式を所有しておらず、これらの株は個人投資家のオモチャと化しているのです。

ウォール・ストリート・ジャーナルのマット・フィリップスは次のように書いています:

「当局にとってファニーやフレディの株がいまだにNYSEでオモチャにされているということは金融制度改革を目指す米国政府にとってその努力を嘲笑されているようなものだ。(中略)いや、上場の維持は政府が嘘つきだということを意味する。」