最近のアメリカの留学事情について少し書きたいと思います。
先ずデータを示します。
IIE(インスティチュート・オブ・インターナショナル・エデュケーション)によると2008~9年度の海外から米国への留学生は67万人だそうです。
留学生を沢山出している主な国の最近のトレンドを下のグラフにしてみました。
留学生


インドが数の面でいちばん多いし、成長率も高いです。
中国もインドと張り合っていますし、ここ数年の増加率には目を見張るものがあります。
韓国は人口が少ないのですが異常なほど教育熱が高い国であり、留学生の数は増えています。
日本はだんだん留学生の数が減っています。なお現在、日本は5番目に多くの留学生をアメリカに送り込んでいる国ですが、トップ25の中で毎年コンスタントに留学生の数が減っているのは日本だけです。

もちろん留学先はアメリカだけではないのでオーストラリアやカナダや英国などいろいろな国が留学生を招こうと努力しています。しかし世界の学生の間ではアメリカが留学先として一番人気があるそうです。

中国やインドからの留学生がうなぎのぼりに増えている背景には国際的なカリキュラムに対するそれらの国におけるニーズが高まっているにもかかわらず、学生の希望するようなプログラムの整備が遅れているからだと指摘されています。つまり需要に供給が追い付いていないのだそうです。

また裕福な家庭がどんどん増えているので今後もこのトレンドは加速こそすれ鈍化するとは思えません。

もちろん「アメリカの大学よりインドの大学の方が教育程度が高い」という理由で国内の大学を目指す学生も居ます。ときどきそういうドメスチック志向が流行ることもあるのだそうです。

加えて9・11のテロ事件や石油ショックの後の原油価格の暴落で中東産油国からの留学生が減るなどのイベント、あるいは景気循環的要因に左右される事もあります。

でも長期のトレンドとしては明らかにより国際化する方向を向いているわけです。