最近のマーケットはニューヨークと上海が入れ替わり立ち替わりで下げの先導役を務めてしまっているような具合です。

上海市場のチャートを見ると先日、また最近の下値抵抗ライン(2500)を力なく割り込んでしまっています。だからテクニカル的には食指が動きません。
SSEC


カレンダー的にはこの先、中国農業銀行のIPOがあるので個人投資家はIPOに応募するために他の持ち株を処分し、キャッシュ・ポジションを高めると思われますので来週あたりがひとつのセリング・クライマックスになると予想されます。

これまでの報道を読むと中国農業銀行に応募を決めている戦略投資家のリストはハッキリ言ってショボイです。なんとかギリギリで格好をつけている按配。

その他の機関投資家に対するハメコミも嘆願と脅しを交互にチラつかせながらゴールラインに持ち込もうとしている様子です。中国農業銀行は金融商品の販売網では中国第2位のネットワークがあるため、運用会社はツレナクすることは出来ません。或る程度「お付き合い」をしなければ、将来、中国農業銀行が自分のファンド商品を売って呉れなくなるリスクがあるわけです。

そういう押し殺したような暗黙の圧力が働き、IPOへの参加ならびにアフター・マーケットでのお祝儀についてはエチケット程度のサポートが入ると予想されます。

このため中国農業銀行のプライシング(値決め)とトレード開始に相前後して、一回転くらいは取れるチャンスが巡って来ると考えています。

(それ以降に関しては、またそのときに考えます。)