【英会話業界の新勢力】
ユニクロや楽天の英語社内公用化宣言で英語ネタがネットで盛り上がっています。
英会話スクールそのものは昔からあったし、「なぜ日本人は英語が下手か?」式の水掛け論も昔から議論し尽くされてきました。その意味では正直、(またか)という既視感を禁じ得ません。
でも昔と違う事もあります。
それはオンライン英会話スクールの登場です。これはディスラプティブ(disruptive=秩序破壊的)なサービスだと思います。
【量産型ビジネス・モデル】
オンライン英会話スクールは25分のレッスン当たり250円程度(生徒がひと月にどのくらい積極的にレッスン・スケジュールを入れるかで変わります)という破格でレッスンを受講することができます。
大手のオンライン英会話スクールでは登録講師が900名近くも居ると言われています。そのようなスクールはたぶん生徒数で1万6千人くらい抱えているはずなので、これはもうマスマーケットの世界だと言えるのではないでしょうか?
しかも従来の英会話スクールでは教師の供給や教室の確保など物理的な限界がありましたが、オンライン英会話スクールはそういう制約を受けません。
極論すればコストの面でも、インフラストラクチャの面でも「1億総オンライン英会話時代」が到来してもおかしくないわけです。
ユニクロや楽天の英語社内公用化宣言で英語ネタがネットで盛り上がっています。
英会話スクールそのものは昔からあったし、「なぜ日本人は英語が下手か?」式の水掛け論も昔から議論し尽くされてきました。その意味では正直、(またか)という既視感を禁じ得ません。
でも昔と違う事もあります。
それはオンライン英会話スクールの登場です。これはディスラプティブ(disruptive=秩序破壊的)なサービスだと思います。
【量産型ビジネス・モデル】
オンライン英会話スクールは25分のレッスン当たり250円程度(生徒がひと月にどのくらい積極的にレッスン・スケジュールを入れるかで変わります)という破格でレッスンを受講することができます。
大手のオンライン英会話スクールでは登録講師が900名近くも居ると言われています。そのようなスクールはたぶん生徒数で1万6千人くらい抱えているはずなので、これはもうマスマーケットの世界だと言えるのではないでしょうか?
しかも従来の英会話スクールでは教師の供給や教室の確保など物理的な限界がありましたが、オンライン英会話スクールはそういう制約を受けません。
極論すればコストの面でも、インフラストラクチャの面でも「1億総オンライン英会話時代」が到来してもおかしくないわけです。
【オンライン英会話スクールのソロバン】
さて、日本の語学ビジネス市場はざっくり見積もって5000億円市場、そのうち外国語教室市場は3000億円程度かと思われます。なお外国語教室市場は大手語学学校の破綻などで流動的な状態になっており、市場のパイそのものは縮小していると思います。
現在日本で営業しているオンライン英会話スクールは50社強で、その外国語教室市場に於けるぺネトレーション(普及率)は未だほんの一部でしょう。
オンライン英会話スクールの経営尺度は未だ業界そのものが若いので固まっていない部分が多いと思います。従ってここに示す数字はあくまでもback of the envelope mathですが、たぶん現状では登録生徒数対登録教師比率で17対1、登録教師一人当たり一日平均レッスン数1.3、登録生徒数のひと月当たり平均レッスン数2.4回くらいではないでしょうか?
授業料はいろいろなパターンがありますが月額プランやポイント制のところが多いと思います。月額プランの場合、生徒が積極的に受講すればするほどスクールの営業費用は増加(=つまり好ましくないシナリオ)することになります。いずれにせよ教師の稼働率(utilization rate)はまだ改善の余地があると思われます。
【オンライン英会話スクールは役に立つのか?】
さて、どんなビジネスでも卓越するサービスをリーズナブルな価格で提供し、顧客の満足を得られなければ成功しません。そこで実際にスカイプ英会話を提供しているレアジョブという会社の無料体験レッスンを受講してみました。
最初に無料体験レッスンを申し込んで先生を選択したのですが、実際にレッスンを受ける前に2回、講師が変更になりました。それ自体は僕の場合、全くの初回だったので特定の先生を希望しているわけではありませんから不都合はありませんでした。でも若し特定の先生と継続的にレッスンをしたいと考える生徒さんが居るのだとしたら、スケジューリングの面で必ずしも自分の思い通りにはいかないことがあることを窺わせました。(なおスケジュール変更に関するスクール側でのサポートは極めて円滑で礼儀正しかったです。)
結局、僕の先生はMarieという方になりました。僕の場合、もうアメリカ生活が22年になるわけですが、フィリピン英語とアメリカ英語の差というのは殆ど気になりませんでした。
教育学の修士号を持っているというMarieの英語は明快で聞き取りやすく教育者らしいしっかりとした口調で語りかけられるので、これなら聞く方もわかりやすいと思いました。
受講者に合わせて話題を変え、いろいろな角度から受講者に必要なスキルや改善点を探る様子もプロフェッショナリズムを感じました。兎に角、先生が全集中力を動員してレッスンを有益なものにしようとする努力はひしひしと感じました。
それにしても25分という時間は短いようでかなり長い、、、
僕がずっと昔に日本で英会話学校に通った頃はグループ・レッスンだったので自分が喋る番はあまり回ってきませんでした。その場合だと50分のレッスンでも短く感じるわけですが、ワン・オン・ワン(1対1)で25分というのは初心者には相当「重労働」ではないでしょうか?たっぷりワークアウトさせられると思います。
【スカイプというインフラについて】
このレッスンはスカイプを通じて実施されるわけですが、既にスカイプの安定性については長年の実働で証明されており、全く問題ないと思いました。
【オンライン英会話スクールはコモディティ・ビジネスである】
オンライン英会話スクールのビジネスは或る意味FXやネット証券などのインターネットを介在したサービスに共通する点が多いです。
そしてその本質はコモディティ・ビジネスだということです。
つまり最も安い価格で最も沢山の講師により最大限の予約の選択肢を提供できる企業がたぶん勝つということです。
基本的にスクールは集客、予約機能、決済のみを提供しているだけで、後は全てひとりひとりの先生の双肩にかかっているわけです。
その点、Marieはたった1回試しただけですけど(世の中にはお金で買えないものがある)ということをリマインドさせられる、オンライン英会話に賭ける情熱を感じさせるひとでした。
さて、日本の語学ビジネス市場はざっくり見積もって5000億円市場、そのうち外国語教室市場は3000億円程度かと思われます。なお外国語教室市場は大手語学学校の破綻などで流動的な状態になっており、市場のパイそのものは縮小していると思います。
現在日本で営業しているオンライン英会話スクールは50社強で、その外国語教室市場に於けるぺネトレーション(普及率)は未だほんの一部でしょう。
オンライン英会話スクールの経営尺度は未だ業界そのものが若いので固まっていない部分が多いと思います。従ってここに示す数字はあくまでもback of the envelope mathですが、たぶん現状では登録生徒数対登録教師比率で17対1、登録教師一人当たり一日平均レッスン数1.3、登録生徒数のひと月当たり平均レッスン数2.4回くらいではないでしょうか?
授業料はいろいろなパターンがありますが月額プランやポイント制のところが多いと思います。月額プランの場合、生徒が積極的に受講すればするほどスクールの営業費用は増加(=つまり好ましくないシナリオ)することになります。いずれにせよ教師の稼働率(utilization rate)はまだ改善の余地があると思われます。
【オンライン英会話スクールは役に立つのか?】
さて、どんなビジネスでも卓越するサービスをリーズナブルな価格で提供し、顧客の満足を得られなければ成功しません。そこで実際にスカイプ英会話を提供しているレアジョブという会社の無料体験レッスンを受講してみました。
最初に無料体験レッスンを申し込んで先生を選択したのですが、実際にレッスンを受ける前に2回、講師が変更になりました。それ自体は僕の場合、全くの初回だったので特定の先生を希望しているわけではありませんから不都合はありませんでした。でも若し特定の先生と継続的にレッスンをしたいと考える生徒さんが居るのだとしたら、スケジューリングの面で必ずしも自分の思い通りにはいかないことがあることを窺わせました。(なおスケジュール変更に関するスクール側でのサポートは極めて円滑で礼儀正しかったです。)
結局、僕の先生はMarieという方になりました。僕の場合、もうアメリカ生活が22年になるわけですが、フィリピン英語とアメリカ英語の差というのは殆ど気になりませんでした。
教育学の修士号を持っているというMarieの英語は明快で聞き取りやすく教育者らしいしっかりとした口調で語りかけられるので、これなら聞く方もわかりやすいと思いました。
受講者に合わせて話題を変え、いろいろな角度から受講者に必要なスキルや改善点を探る様子もプロフェッショナリズムを感じました。兎に角、先生が全集中力を動員してレッスンを有益なものにしようとする努力はひしひしと感じました。
それにしても25分という時間は短いようでかなり長い、、、
僕がずっと昔に日本で英会話学校に通った頃はグループ・レッスンだったので自分が喋る番はあまり回ってきませんでした。その場合だと50分のレッスンでも短く感じるわけですが、ワン・オン・ワン(1対1)で25分というのは初心者には相当「重労働」ではないでしょうか?たっぷりワークアウトさせられると思います。
【スカイプというインフラについて】
このレッスンはスカイプを通じて実施されるわけですが、既にスカイプの安定性については長年の実働で証明されており、全く問題ないと思いました。
【オンライン英会話スクールはコモディティ・ビジネスである】
オンライン英会話スクールのビジネスは或る意味FXやネット証券などのインターネットを介在したサービスに共通する点が多いです。
そしてその本質はコモディティ・ビジネスだということです。
つまり最も安い価格で最も沢山の講師により最大限の予約の選択肢を提供できる企業がたぶん勝つということです。
基本的にスクールは集客、予約機能、決済のみを提供しているだけで、後は全てひとりひとりの先生の双肩にかかっているわけです。
その点、Marieはたった1回試しただけですけど(世の中にはお金で買えないものがある)ということをリマインドさせられる、オンライン英会話に賭ける情熱を感じさせるひとでした。







広瀬隆雄(Hirose Takao)
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