iStock_000005406634Small今日から連載(不定期)でポスト団塊ジュニア層の蓄財について考えてゆきたいと思います。

標題にあるネストエッグというのは「蓄え」という意味です。

ネストエッグ戦略には「ひとつの正解」があるわけではなく、その人の置かれている状況や選好によって幾つもの答えがあると思います。ですからTwitterを通じて皆さんの考えや代替案などを聞ければ嬉しいです。

ポスト団塊ジュニアは28歳から35歳の若いビジネスマンならびにキャリアウーマンと定義します。なぜこの層に焦点を絞って議論するかと言うと、この世代こそ今の日本で一番貧乏くじを引いている、虐められている世代だと思うからです。


まず若い世代の双肩にのしかかってくる負担について見てみます。

下のグラフは国連の「ヒューマン・デベロップメント・レポート 2009年度版」に収録されたデータを基に作成したものです。65歳以上の人口を就業年齢(15~64歳)の人口で割り算したもので、この数字が高ければ高いほど世話を見なければいけない老人の比率が高いという風に読みます。
老年人口


日本はこの尺度で堂々世界一です。因みに世界の平均は11%です。しかもこの数字は今後急速に悪化します。

これに関してニューヨーク・タイムズは将来(いつとは書いていませんが)日本の老年人口対就業年齢人口は100%、つまり1:1になると予想しています。この100%という数字はちょっと戦慄すべき未来ではないでしょうか?

老年人口の負担というのは何を指すかですが、これは(国によって異なりますが)年金や医療予算などのかたちを取ると思います。それらは税金を引き上げる、またお給料を据え置くなどの方法によって捻出されると思います。

GDP成長率という点から見ると生産活動に従事していない人が生産活動に従事している人に比べてどんどん増加するということは社会全体の成長力はどんどん鈍化することを意味します

高負担、低成長になることがわかりきっていて我々は会社勤めや自分で商売をしている関係上、いきなり日本に住む事をやめ、海外に脱出する事などできません。

政治がしっかりしてほしい!とか日本はどうあるべきか?という床屋談義も悪くないけれど、国家財政の建て直しは何年もかけて取り組んだとしても、成功するか、しないかわからない難しい課題です。

だから実際のところポスト団塊ジュニアの皆さんの場合は既に「時間切れアウト」がほぼ確定しているのです

つまり政治や企業が変わる事に期待する段階はもう終わったのです

これからは自分で出来る準備、ささやかな抵抗を試みる方法論にこそ自分の時間を使うべきではないでしょうか?