バロンズアフリカ

米国の投資週刊誌『バロンズ』の今週号のカバー・ストーリーはアフリカです。

『バロンズ』の記事はアフリカのイメージの悪さとはウラハラに最近のアフリカはコンスタントに年率5~8%くらい成長しているし貿易も着実に伸びていることを指摘しています。また天然資源の豊富さや賃金の安さに目を付けて中国が積極的に投資していることにも言及しています。

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アフリカに関しては「MarketHack」でも何度か書いていますのでそのInvestment Caseに関しては昔の記事に譲りたいと思います。

日本からアフリカに投資する際、比較的容易な投資方法は次の3つだと思います。

1. iShares MSCI South Africa Index ETF(ティッカー:EZA)
2. Market Vectors Africa ETF (ティッカー:AFK)
3. 南アフリカ40指数先物CFD

このうちEZAは日本の証券会社でも扱っているところが数社あります。但しEZAはアフリカ大陸全体への投資ではなく、南アだけです。

南アはアフリカ各地の株式市場の時価総額を全部合計したものの約70%を占めており、一番整備された市場です。またコーポレート・ガバナンスなどの点でも他のアフリカの国々よりずっと進んでいます。

逆の見方をすればヨハネスブルグ取引所は新興国には違いないけれど、先進国並みの歴史がある分、エマージング・マーケットとしての荒削りな魅力は正直言ってだいぶ薄れてきています。

そういう言い方でピンとこないのなら、「むしろノリとしてはオーストラリアやカナダの市場に近い」と言えばイメージしやすいかと思います。

そこでもっとワイルドなアフリカに投資したいということになると「2」と「3」を選ぶことになります。

このうち「3」については以前詳しく紹介したので今回は割愛します。

「2」のMarket Vectors Africa ETFは扱っている証券会社が少ないけど、NYSE上場ですから総合証券なら頼めば注文をつないでくれるでしょう。
AFK

このETFを買う時に注意しなければいけないことは出来高がたいへん少ないということです。ですから必ず指値で注文して下さい。また流動性が少ないので大きなポジションを取ることは出来ません。

ただファンドそのものはかなり幅広くアフリカ全土を組み入れており、よくデザインされています。
組み入れ比率は:

南ア 29%
ナイジェリア 23%
エジプト 18%
モロッコ 12%
赤道ギニア 6%
マリ 2%

などとなっています。

業種的な分散は:

銀行 31%
素材 18%
通信 12%
石油 10%
保険 5%

などとなっています。

上位組み込み銘柄は:

タロー・オイルPLC 6%
オラスコム建設 5%
モバイル・コミュニケーションズ 5%
ファースト・バンク・オブ・ナイジェリア 4%
オールド・ミューチャルPLC 4%
マロック・テレコム 4%
ゼニス・インターナショナル・バンク 4%
ナイジェリアン・ブルワリーズ 4%

などとなっています。