下のグラフはビスポークによるもので、iShares MSCI Emerging Markets Index ETF(ティッカー:EEM)とS&P500の相対パフォーマンスを示したものです。チャートが上に行けば行くほど新興国株式が米国株式に対してアウトパフォームしているという風に読みます。
EEM

(出典:ビスポーク)
これを見ると6月7日辺りを境として新興国株式がアウトパフォームしはじめたことがわかります。

これは偶然ではありません。


なぜなら6月7日前後というのはドルが大天井を付けたときでもあるからです。
USD

(出典:ストックチャーツ)
米国の機関投資家は今年の1月から6月にかけてのようにドル高の局面では海外投資を絞り込むことで知られています。

逆にドル安局面では原油、工業コモディティ、新興国株式を積極的に買い漁ります。このような投資ストラテジーをリスク・トレードと言います。

つまり6月7日以降世界のマーケットで起きていることは教科書通りのリスク・トレードの復活なのです。

新興国だけしか見ていない投資家の多くはこのような国際的なマネー・フローが実は現地株式のパフォーマンスに大きな影響を及ぼすことを知りません。

なおリスク・トレードに関しては8月5日のCMC Markets Japanのセミナーで詳しく説明します。