インターネットに接続する機能を備えたテレビが注目を集めていますが、今日はこの「ネットテレビ」が普及した場合、勝ち組になる可能性のある企業、サイドリール(非公開)を紹介します。

サイドリールは動画の検索をするサイトです。


動画の検索サービスを提供する企業はサイドリールの他にも沢山ありますが、彼らの大半は膨大な動画をインデックス化し、検索クエリーによって自分の探している動画を見つけられるようにすることに注力しています。

しかしウェブページの検索に比べて、動画の検索はなかなか自分の探していたものが見つからない場合が多いです。

テレビ・ドラマの場合、第1話を視聴した後で第2話を探そうとすると幾ら探しても見つからず、仕方なく順番を飛ばして第3話を視たという経験をした方も多いのではないでしょうか?

サイドリールはサーチ(検索)に力を入れるのではなく、最も高品質のTVドラマなど、一般の視聴者がいちばん視たがるコンテンツをきちんと整理整頓して、順番に並べることを重視しました。

このように精選されたコンテンツをきれいにまとめることを同社はキュレーター(美術館の学芸員)作業と呼んでいます。

別の言い方をすればクリス・アンダーセンが指摘したネットの特徴であるロングテールをわざと捨てたのです。
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(出典:ウィキペディア)
上のグラフで左側の緑の部分が大衆に人気のある、ポピュラーなコンテンツで、右に行くほどファンの数は少ないけど、こだわる人にはウケるという、所謂、ロングテールになるわけです。

サイドリールは左端を中心に攻めています。

これはテレビというメディアがプロダクティビティー・ツールではなくエンターテイメント・ツールであるという価値観に根差したサービス構想であり、アップルのiPadの発想(=キーボードが無い)と似ています。

その結果、サイドリールの利用者は自分の好きな番組を前回見終わった次のエピソードから容易に視聴できたり、新しいエピソードが追加されたら即座にわかるというような利便性を享受できるようになったのです。