要約
スマートフォンの普及はIP通話の定着をうながす
電話番号をダイヤルするという概念自体が古風なものとなる
Skype IDの重要性が上がる


iPhoneに代表されるスマートフォンの普及は既に常識となっており、それ自体はもはや驚きではありません。

スマートフォンの普及がある一定水準に達すると消費者のビヘイビアに劇的な変化が出る可能性があります。
dinosour


それは即ち、ユーザーが電話番号をダイヤルすることをしなくなるということです。

このような議論は既にTechCrunchなどで幾つも湧きあがっています。そこで今日はそのような議論をまとめてみたいと思います。

いま全てのWi-FiネットワークからSkypeへアクセスできるわけですから自分の友人の過半数がSkypeのアカウントを持てばもう従来の電話番号は必要なくなります。

このように或る道具がクリティカル・マスを達成するだけ普及すれば、その時点から加速度的にアダプテーション(浸透)が進む事をネットワーク効果と言います。

さらにSkypeの場合、通話は無料ですから、安価な方へと流れるのは自然の摂理です。また友人間のコールはボイス・コールよりヴィデオ・コールの方が楽しいです

このIP電話(IP telephony)というメガトレンドに対する各社の取り組みはどうでしょうか?

グーグルは先日、グーグル・ボイスというサービスを開始しました。

グーグル・ボイスはひとつの電話番号に自分と友人との接点を集約するという発想を打ち出しました。

グーグル・ボイスは利便性という面で画期的ですが、それでも未だ電話番号という古風な既成概念に囚われている気がします。


一方、Facebookは未だSkype的なサービスを開始していません。でもいずれFacebookもSkypeのようなヴィデオ・チャット機能を発表すると考えている関係者が多いです。

いまSF映画風に未来を語るとするならば、5年後には「電話番号を持たない新人類」が現れるかも知れません。いや、こんにち既にそのような人種は登場しています。

たとえば僕の下の息子は今年高校にあがるまで自分の携帯電話を持っていませんでしたが、X-box LiveやPCなどで既に一日数時間もヴィデオないしボイス・チャットしています。

そういうチャットの相手はネット上で見つけてきた友達ですが、お互いにお互いの電話番号は知らないし、知る必要も無いのです。

つまり電話番号よりSkype IDの方がたいせつな時代が来るのです。

だから同姓同名の人が居る場合を考えて、他の人よりも早く自分の本名のSkype IDを早く取得しておくことをお勧めします。

結論的にはSkypeは既に世界最大の電話会社なのであり、電話番号という概念は恐竜のように死滅する日が近いのです。