尖閣諸島沖での中国漁船衝突問題で日中関係が悪化していますが、最近の中国の拡張主義的な行動に危惧を抱いているのは日本だけではありません。

ウォールストリート・ジャーナルによるとアメリカならびに親米アジア諸国は中国の拡張主義に対してpush back(=反発すること)を始めているそうです。

ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシア、ブルネイの各国はいずれも中国が主張する南沙諸島に関して領有権を主張しており、中国の領土主張に脅威を感じています。


7月にクリントン国務長官がハノイを訪問した際、複数の東南アジア諸国首脳が「領土問題に関してスピーチをしてくれ」とクリントン国務長官に要請したのだそうです。

これに応えてクリントン国務長官は「南シナ海の領土問題でいかなる当事者が実力を行使したり、ないしは実力行使をするぞと脅すことにアメリカは反対する」と述べました。これは現在の米国の公式見解でもあります。

これに対して中国側はこのスピーチを中国に対する“攻撃”であると受け止めています。

いずれにせよ領土問題は今週末にかけてひとつの山場を迎えます。

現在、ニューヨークの国連本部では国連総会が開催中ですが、この機会を利用してオバマ大統領は木曜日に中国の代表と会います。さらに金曜日にはアセアン代表を集めてオバマ大統領との昼食会が予定されています。

この問題の進展を見守りたいと思います。