チャイナ・キャッシュ(ティッカー:CCIH)は中国最大のコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)です。

CDNはウェブ・ページのダウンロード速度をスピード・アップするサービスでアメリカのアカマイ(ティッカー:AKAM)が有名です。

中国はすでにブロードバンドの普及やインターネットのユーザー数(約3億人)では米国に匹敵する規模になっていますがCDNの利用はとても遅れています。


この結果、中国のネットのダウンロード速度は日本の7.9Mbps、米国の3.9Mbpsに比べて0.9Mbpsとかなり遅いです。

CDNサービスの普及率は米国の約40%に比べて中国は5%に過ぎません。

チャイナ・キャッシュのマーケット・シェアは53%で第2位のチャイナ・ネットセンターの27%を大きく引き離しています。

また中国のCDN業界は政府の方針で外国企業は入れません。

チャイナ・キャッシュは自社でインターネット・バックボーンを所有しているほか7000のサーバを所有しています。

同社の顧客はアリババ、テンセント、バイドゥ、CCTV、チャイナモバイルなどです。

同社のベンチャー投資家はインベスターAB、インテル・キャピタル、タイガー、SIG、ジャフコなどです。

チャイナ・キャッシュのここ数年の売上成長率は年率30%程度、アジャステッドEBITDAは約1000万ドル、マージンは26%です。

CDNのビジネスは先行投資に莫大な費用がかかるので同社も未だ利益を出していません。ただそれは米国のアカマイの創業当初も同じでした。

ちょうど最近、フリー・キャッシュフロー・ポジティブに転じているということは黒転へのインフレクション・ポイントが近いことを示唆していると思います。

同IPOの幹事構成はメリルリンチ、ドイチェバンク、オッペンハイマー、パシフィック・クレストです。
初値レンジは$10から$12です。