今日下院が対中制裁法案(Currency Bill)を348:79で可決しました。

この法案は中国政府が人民元を割安に抑えていることは実質的に中国企業に補助金を出しているのと同じでありアンフェアな行為だとするものです。

この法案が法制化されると必要に応じて中国製品に関税をかけることが違法でなくなります。(関税をかけなければいけないのではなく、関税をかけることが許されるというニュアンスです。)

さて、今後の展開ですが上院は今のところこの法案には不支持ですのでこれがすんなり法制化される可能性は低いです。


下院で地滑り的にこの法案が支持された理由は11月2日の中間選挙で下院の435議席が改選されるため下院議員は有権者の「人気取り」の法案に極めて乗り気になっていることによります。

一方、上院は100議席のうち34議席のみが改選となります。

従って中間選挙後に同法案への上院の支持率が変わる可能性が無いとは言えませんが上院通過は下院の時ほどラクではないと思います。

さらにオバマ政権はこの法案には反対です。

これらの事から考えて同法案が早い段階で法制化される見込みは薄いです。

しかし中間選挙の結果によっては呑気にしていられないかも知れません。