一昨日のブロードコム(ティッカー:BRCM)の決算カンファレンス・コールのQ&Aセッションで、あるアナリストがタブレット市場の動向について質問しました。

そのときのブロードコム経営陣の回答が非常にストレートだったので、おもわず椅子からずり落ちそうになりました。

「タブレットはコンピュータ市場の中で結構おもしろい独特の地位を占めるようになるだろう。」

「まずタブレットはネットブックとかなり競合し、ネットブックのマーケットシェアを喰うと考えている。なぜならタブレットの方がフォームファクター(デザイン形状)が優れているからだ。」

「それとタブレットの中にはいろいろおもしろいイノベーションが相次いで起こっている。」

「将来タブレットはいくつかのサブカテゴリーに分化してゆくだろう。」


「まずネットブックをリプレースするデバイスとしてのタブレットという存在が考えられる。」

「ブックリーダー、メディアリーダーとしての単一目的だけに特化したタブレットも出てくると思う。」

リモコンの代用としてのタブレットという発想も出てくるだろう。」

「つぎに電話会社が営業キャンペーンのエサとして無料タブレットをぶらさげるという商法も出てくるだろう。実際、或る日本の顧客はトリプル・プレイ、すなわちテレビ、インターネット、電話の3つのサービスを一括購入すれば無料のタブレット進呈というキャンペーンを計画中だ。」

「これは昔、銀行口座をあけると無料のトースターを進呈されたのと同じノリだ。」

「このデバイスの場合7インチのタブレットなのだがHDTVなどを視聴できるスペック的にはちゃんとしたものだ。しかも総材料費は100ドルを切っている。」

ブロードコムはタブレットのメーカーにワイヤレス・ブロードバンド、プロセッサー、パワーマネージメント、VOIPなど、あらゆる機能を統合したSOC(システム・オン・ザ・チップ)を提供する立場から、それらのひとつひとつのデザイン・プロジェクトの早期から共同作業をする立場にあります。

このため「数百種類のタブレットが出てくる」と同社の経営陣が語った場合、それはまんざら誇張ではないのです。
brcm