日本でもいよいよFacebookが急速に普及する兆候が見え始めています。

そこで、日本人とブラジル人を対比しながらFacebookについて考えてみます。

「日本は匿名主義だから、実名主義のFacebookは普及しない」という識者がいますが、僕はそれは表面的な見方であり、間違っていると思います。

日本でもFacebookは普及する。いや、日本人はかなりFacebookに入れ込むと思います。

なぜなら日本人ほど学歴とか勤め先などにこだわる人種もいないからです。

Facebookは前にも書いたとおりハーバード大学で始まり、それが他のアイビーリーグの大学に順次普及してゆく過程でそれぞれの大学内にあったソーシャル・ネットワークをdisplace、つまり押しのけて普及しました。



なぜFacebookがそれらのSNSに勝ったか?と言えば、ひとつにはFacebookの持つソーシャルなステータスの高さや「彼氏、彼女求む」的な面を最初から割合にストレートに出していた点がハイソな若いユーザーの、就活、婚活ニーズに応えた点が見逃せません。(もちろん、今ではFacebookはそうじゃない使い方も出来ます。)

言い換えるとFacebookは「私は勝ち組みよ!」というのをアピールするのに適したツールなのです。

一方、ブラジル人はFacebookが大嫌いです。

「Facebookってのはさあ、オレはどこの大学に行ったとか、どんな会社に勤めてるとか、こんなスゴイことしたんだぞとか、こんないいところで食事してるぞとか、そーゆー事をひけらかすためのツールだ。これはブラジル的ではない。」

「ブラジル人が求めてるのはつながりだよ。裸のつきあいさ。」

確かにそうなのかも知れません。実はグーグルのソーシャル・ネットワーク・サイトにOrkutというのがあるのですが、これは凄いスピードでブラジル人に普及しました。

ブラジル人は共通の趣味などを通じた連帯感をとても重視します。

それからOrkutが「ヤクルト」の発音に似ているという点を指摘する人もいます。「ヤクルト」は言うまでもなく日本のヨーグルト・ドリンクですが、日系ブラジル人を通じてブラジル社会にも定着しています。それで「覚えやすかった」というわけ。