ユーロ危機は新しい局面に入りつつあるように思います。

僕がそう考える理由は昨日のドイツ国債の入札が低調だったからです。

ドイツ政府は投資家の買い意欲が低いのを見て入札規模を当初の60億ユーロから47.6億ユーロに縮小しました。

若し当初の予定通りの規模で入札が実施されていたなら、ビット・カバー・レシオは正式発表の1.2倍ではなく0.94倍だったことになります。

これまでのユーロ危機では周辺国の債券の売れ行きに対して不安が出る事はあっても、ベンチマークとなるドイツ国債の消化に苦しむということはありませんでした。

昨日の入札不調を見て「そろそろ米国財務省証券とドイツ国債の利回りスプレッドにも注目した方がいいな」という声すら聞こえてきます。


ブリュッセルでは欧州金融安定化取極(EFSF)を倍増させるべきだという意見もありますがドイツはその考えに抵抗しています。なぜなら最悪の場合、ドイツが周辺国の救済の負担のかなりの部分を引き受ける羽目に陥る危険性があるからです。

欧州各国の債券利回りが揃って吊りあがる局面は欧州株式市場にとってもまずい展開です。なぜなら金利高は不動産市場を圧迫し、景気の腰を折るからです。

これまで欧州各国の株式市場は比較的危機から隔離されてきました。しかし最近は「共振」の度合いを強めています。

さて、いよいよこれから暴風雨の中に突入するであろう欧州の資本市場をどうトレードしてゆくべきでしょうか?

ひとつの格好のトレード対象としてはやはり今一番注目されているスペインの株価指数をショートするという方法だと思います。スペインの代表的株価指数はIBEX35指数であり、CMC Marketsで扱っています。
ibex

そのお隣のポルトガルはPSI20指数と呼ばれるCFDがあります。これをショートするという方法もあります。

もちろん単純にユーロを売るという方法でもOKだと思います。