WTI原油が$90につっかける展開となっています。
WTI

今年の新値を更新したにもかかわらず投資家の原油に対する関心は薄いです。新聞の見出しを見てもこの高値更新を報道している記事は少ないです。

淡々とした展開だけに(この相場は案外若いのかな?)と思わせます。

市場参加者が原油の高値更新を冷めた目で見ている理由には米国の経済が未だ病み上がりでお世辞にも力強い回復とは言えないので、その米国への消費依存度の高い原油の高値更新には「騙されないぞ」という自制心が強く働いていることが考えられます。
原油


しかし今回のゴールドや原油の上昇はむしろFRBの緩和的な金融政策の副産物であるという見方も市場にはあります。

これに加えて先週後半から欧州中央銀行(ECB)もソブリン債の直接購入を大胆に増やしはじめています。

大西洋を挟んで米国と欧州の両方の中央銀行がこのような緩和的なスタンスを取っていることから余った流動性が商品の市場にも流入しているに違いありません。

今年の欧州はとても寒いし12月中旬にかけての米国の中西部から東部にかけての気温も平年より低いだろうと予想されています。そのような天候要因も原油のラリーを支援しています。