ウォールストリート・ジャーナルに最近のアメリカのリクルート現場に関する面白い記事が出ていました。

それによると企業は求人広告による採用を減らし、その代わりリンクトイン(LinkedIn)などのソーシャル・ネットワークによる採用を増やしているのだそうです。

企業が普通の求人広告を減らしている理由は企業が求めているような良い人材ではない連中ばかりが応募してくるからです。

一方、ソーシャル・ネットワークを積極的に活用する理由はいきなり特定の技能を持った採用候補にターゲットを絞り込める利点があるからです。

企業がリクルーターを起用する場合でも単なる履歴書を選別するだけの書類選考のアウトソースではなく、ヘッドハンターやネットワーキング(人脈作り)に長けたプロを使う場合が多くなっているそうです。



米国の防衛・政府関連のシンクタンクであるSAICの人事担当者は「採用シーンは昔流の一本釣りの世界に戻っている」と語っています。「ライバルに先を越される前に、なるべく早く採用候補者にコンタクトする必要がある」

12月にコンサルティング会社、コーポレート・エグゼクティブ・ボード社が実施した企業の採用担当者に対する調査では8割の企業がリンクトインやフェイスブックを通じての採用活動の強化を考えているのだそうです。

なぜ通常のように採用広告を出して、応募者に履歴書を送らせて、それを読むという方法が廃れているのでしょうか?

「リクルーターは一生懸命候補者の履歴書を読んで候補者を絞り込もうとするけれど、不況で送られてくる履歴書の数が増えるばかりだし、履歴書なんか読んでも候補者の人となりを知ることは不可能よ」

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Market Hackでは以前から「Facebookやるなら、実名にしときな!」ということを口を酸っぱくして主張してきました。特に読者のみなさんが僕が昔そうであったように地方出身のコネなし学生なら
なおさらです。

あなたがコネなしなら、これから築いていかなければいかない人脈は沢山あるし、その一方で自分が守るべきプライバシーなんて、これっぽっちもありません。

いま自分が持ってないもの(=人脈のネットワーク)こそを畏れるべきであり、それを手に入れるためには実名の自分を晒してひとりでも多くの人に自分と言う存在を見てもらう必要があるとはおもいませんか?