中国人民銀行が預金金利と貸付金利をそれぞれ0.25%引き上げ、3%と6.06%にしました。

1月に発表された12月の消費者物価指数は4.6%と11月より下がっていたのですが市場参加者の多くは来週発表される1月の消費者物価指数は再びインフレの加速を示す数字になるのではないかと考えています。

中国政府は悪い経済統計を発表するときは今回のようにしばしば先手を打ちます。

だから1月の消費者物価指数が現在のコンセンサス予想の5.3%を大幅に上回る、悪い数字になる可能性が強くなったと言えるでしょう。


一体、中国人民銀行はあと何回、利上げする必要があるのでしょうか?

これに対する粗雑な考え方は実質金利について考えてみるアプローチです。

いま仮に1月のコンセンサス予想の消費者物価指数である5.3%と今回引き上げられ、3.0%になった預金金利を比べると未だ2.3%も消費者物価の方が高いです。

すると現在のペース(0.25%刻み)で実質マイナス金利を解消するまで利上げを繰り返すのであればあと9回も利上げする必要があります。

より現実的なシナリオとしては次からの利上げでは0.25%ではなく0.50%刻みに利上げするという線が妥当のように思います。

なお別のところで書いたようにインフレ対策が後手に回っているのは中国だけの問題ではなく、大半の新興国に共通する問題です。