中東・北アフリカ情勢の緊迫で原油価格が高騰しています。

このため「地政学リスクの無い米国国内での油田開発に真剣に取り組み直そう」というムードが高まっています。

既に米国内ではシェールガスの開発が盛んに行われており、多くの独立系天然ガス探索・開発会社が大きな成果を収めています。

しかしシェールガスの開発が余りに成功しすぎたために天然ガスは供給過多となっておりつい最近まで天然ガス価格は低迷していました。

東日本大震災で原発の安全性が世界的に問題となっていることからようやく天然ガスが見直されていることは以前に書きました。

さて、シェールガスの開発を可能にした水平掘削や破砕法という新技術はシェールの下に閉じ込められた石油を採集するときにも活用できます。このような新技術を使った原油生産を「非伝統的石油開発(non-conventional oil exploration)」と言います。

非伝統的石油開発で最も注目を浴びているのはノースダコタ州のバーケン油田です。

ノースダコタ州にはシェールの下に閉じ込められた石油があることは昔から知られていましたが、これを効率的に生産する技術が無く、これまでは顧みられずに放置されてきました。

しかしシェールガスの成功を見て「シェールの下の石油だって取ることは出来る」と信ずる独立系探索会社が相次いで果敢な賭けをしました。

その結果、1995年にはごくわずかだったバーケンの確認埋蔵量は現在、200億バレルといわれるまでに成長しています。
バーケン


バーケン2
バーケンでのリーダーはブリガム・エクスプロレーション(BEXP)です。
BEXP

同社はバーケン油田での先行者でありこれまで51の油井を掘った実績があります。同社は1.2年ほどで先行投資を回収しており投資回収期間は極めて短いです。

また同社の石油発見コストはバレルあたり9.23ドルと安いです。
同社の現在の生産は78%が原油、残りが天然ガスとなっています。
原油比率が高いということは現在の原油高の価格環境の中では他社より有利なキャッシュフローを実現できることを意味します。

この他にオアシス・ペトロリアム(OAS)というピュア・プレイがあります。
OAS

ホワイティング(WLL)もバーケンの比率が高いです。
WLL

最後にコンチネンタル(CLR)もバーケン・プレイだとみなされています。
CLR