ギリシャが欧州連合(EU)などから救済されてほぼ1年が経ちます。

ギリシャは1100億ユーロの緊急融資を受ける代わりに財政立て直しプログラムの実施を約束し、それに基づいて更生への道を歩み始めました。

この1年でギリシャはどれだけ進歩したのでしょうか?

先ずギリシャは増税、年金の凍結、公務員の給与カット、公共支出の削減などを実施しました。


しかし不景気により税収そのものが11%も落ち込んでしまったので結局財政赤字をGDPの8%以内に収めるという目標は達成できませんでした。

因みにギリシャのGDPは去年-4.5%、今年-3%とマイナス成長を記録しています。

失業率は15%に達しており、小売売上高は前年比-16%(1月)と冷え込んでいます。

「倹約しても倹約しても政府の財政の帳尻が合わない、、、」

この焦りが(債務のヘアカットは避けられないな)という投資家の諦観につながっていると言えるでしょう。

これからギリシャで起こることは、たとえば日本の国債の将来を考える上でもヒントを与えてくれるのではないでしょうか?

いくら増税したり政府の支出をカットしても経済成長を殺してしまえば債務危機からは脱却できないことをギリシャの例は物語っています。