米国中西部を中心とした雨続きの天候で農家のプランティング(植付け)が遅れています。

影響の出ている地域はノースダコタ、オハイオ、インディアナなどの州です。

通常、5月第2週までには全米の75%がトウモロコシのプランティングを終えているのですが、今年は63%にとどまっています。

あまり遅いタイミングで植えられた作物は収穫の際のイールドが低下することが知られています。

農業コモディティは銅などに代表される工業コモディティと違って景気に余り左右されません。



需要ではなく、供給、つまり生産サイドの事情に価格が影響を受けやすいのです。

去年までに農業コモディティの在庫はかなり払底してしまったので、米国農務省の調査では農家は強気で作付面積を増やすというのがこれまでのシナリオでした。

このため供給過多を心配するトレーダーたちは早目に農業コモディティのポジションをカットバックしたわけです。

しかし計画通りの作付ができないとなると話は別。

農業コモディティは海外先物でも取り引き出来ますし、パワーシェアーズDBアグリカルチャー(DBA)などのETFも存在します。
1