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バブルについては多くの人が「よくない」と批判します。

バブルがはじけた後でそれを振り返りながら批判するのはカンタンです。

でもバブルが始まると、それを傍観することは並大抵の精神力ではできません。

バブルとは全てを焼き尽くす業火であり、だからこそ(誘惑に負けてはいけない)と思いながら多くの人がやけどを負うのです。

今日、就活SNSのリンクトイン(ティッカー:LNKD)のIPOが取引開始されました。これを書いている時点で、ザラバ+140%以上も騰がっています。

普段は原油先物をトレードしているトレーダーも、FXをやっているひともパタッと手を止めてあんぐり口を開けてリンクトインのIPOに見惚れています、、、

それはあたかもある日、とびきりキレイな娘が自分の学校に転校してきたような状況です。


恋は盲目と言うけれど、IPOバブルも恋のようなものです。

だからこそ、恋の対象は美化され、神格化され、すべての理屈を退けてしまうのです。

例えばリンクトインの時価総額は100億ドルで、これは同社の2010年の売上高の41倍に相当します。明らかにクレイジーなのだけど、もうハートに火が点いちゃったわけだから、誰が制止してもムダです。

しかも後続としてZynga、Groupon、Facebookなどクネクネした媚態を作っているセクスィIPO候補が控えているわけですから、これはもう大部分の投資家が「据え膳食わぬは男の恥」的にいきり立っているのは仕方ないところ。

後にいかなる悲嘆が待ち受けていようともいま彼女を一目見る喜びに勝るものは無い
Come what sorrow can, It cannot countervail the exchange of joy, That one short minute gives me in her sight  

Romeo & Juliet - Act 2, Scene 6
ウイリアム・シェークスピア