GAP(ティッカー:GPS)が2011年第1四半期決算を発表しました。

EPSは市場予想の39¢に対して40¢でした。また売上高は市場予想32.6億ドルに対して32.9億ドルでした。

これらの数字自体にはサプライズの要素はありませんでした。

しかし投資家を驚かせたのは来期以降の収益予想が大幅に下方修正された点です。

通年のEPSは市場予想の$1.83に対して$1.40から$1.50にとどまると発表されています。

利益予想が大幅に下方修正された最大の理由は綿花の買い付けで完全に高値を掴んでしまったからです。


今年のクリスマスにむけての原材料の手当ては2月頃から実行され、現在ほぼ完了しようとしているところです。しかし3月にコットン価格が2ドルにつっかけていた頃、GAPはパニックして大半の買い付けを実行してしまったのです。

その後、綿花価格は高値から35%程度調整しました。でも「後の祭り」です。

結局、綿花仕入れコストは前年比で+300%近く、これが原因でギャップのAUC(平均ユニットコスト)は+20%も増えてしまいました。

もともと同社は米国の他のどの企業よりも沢山コットンを買い付けます。その意味では売り手に足元を見られても仕方ない立場だったとも言えます。

ギャップの株価はアフターマーケットで-15.2%下げています。